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    大滝のカツラ

    巨木の写真

    大滝のカツラ01
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    巨木の詳細

    巨木の名前 大滝のカツラ 樹種 カツラ(桂)
    幹周/樹高 ①: 13.2m / 30m
    ②: 17.2m / 30m
    推定樹齢 ①: 300年
    ②: 300年
    保護指定 山形県指定天然記念物 撮影日/天候 2013.08.05 / 晴
    所在地 山形県東根市関山(大滝とその観光施設の近くの林道沿い)
    アクセス
    東北中央自動車道・東根IC:約16.5km
    山形自動車道・山形北IC :約22.7km
    東北自動車道・仙台宮城IC:約35.5km
    電車 神町駅(奥羽本線):約12km
    東根駅(奥羽本線):約13.2km
    作並駅(仙山線) :約17.5km
    備考 国道48号「関山道」を大滝ドライブイン「滝見荘」まで進む。滝見荘の横から続く林道を少しすすめば 大大カツラ①の前にでる。さらに林道を進み大カツラ①の後側に着く手前で大大カツラ②の前につく。 車は公衆トイレのある駐車場へ駐車がお勧め。滝見荘の敷地に無断駐車は厳禁だ。
    近辺の観光 東根観光物産協会
    近辺の巨木 東根の大ケヤキ

    巨木の地図

    巨木と雑記

     山形の巨木巡りの最後は大滝のカツラでした。 観光名所の大滝の近くの林道を進めば、見事な大カツラを続けて2本も見れるのです。 林道を進み最初に現れるのが大カツラ①、さらに林道を進み、大カツラ①の奥の斜面に立つのが大カツラ②です。 位置関係は地図中を参照ください。 2つのカツラとも、斜面の窪地に立っていて、山の水が溜まって流れる沢のような感じです。 私が訪れたときは少量の水が溜まって流れていました。 水が豊富なカツラが好む立地といえるでしょう。 林道とカツラの間には道はなく雑草の茂る斜面を近づいていくことになります。 濡れた斜面や倒木での転倒や、季節によっては蜂やマムシに注意する必要がありますので、 無理をして近づかないほうが安全でしょう。 なお、大カツラ①の背後は林道沿いです。

     大カツラ①の手前と林道は少し距離があり一面に雑草が茂っていました。 手前には右側にあったと思われる太い支幹が倒れています。足元に注意して5mほど手前まで接近してみました。 時々近くを飛び回っている雀蜂に警戒しました。大カツラ①は右側の太い支幹を失ったためか、 上部のボリュームにやや欠けますが、根元の株はギュッと固く詰まっており、 1本の巨木として見れる迫力があります。林道を更に進み大カツラ①を斜面側から見れば、広がり伸び上がる支幹がはっきりと見えて見事です。

     大カツラ②は、急斜面に立っていて林道付近は沢のようになっていて水が流れていました。 足元が不安定かつ、気圧されるような迫力を感じて、近づくのは約12m手前までとしました。 今になって3m手前くらいまで近づけばよかったと後悔しています…。 環境省の調査では幹周は17mほどあるとされ、大カツラ①よりも根元付近の密度が高く、 1本の巨木のような感じが強いです。山形の巨木巡りで最初に訪れた 権現山の大カツラを思い出します。 流石に大きさでは権現山の大カツラに劣りますが、中心部分が詰まっているので迫力では劣りません。 それに、この立地の環境、大カツラを包み込む山の斜面が、大カツラとの対面を迫り来るように強調するのです。 山形での最初の巨木巡りは、素晴らしい大カツラとの対面を最後とし、大満足で終わりました。 山形県は巨木の宝庫。また近いうちに再来したいものです!