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    権現山の大カツラ

    巨木の写真

    撮影日:2013.08.03 【01】国内最大級の大カツラ、まさに山の主たる威容の巨樹 権現山の大カツラ-01
    【02】 権現山の大カツラ-02
    【03】 権現山の大カツラ-03
    【04】 権現山の大カツラ-04
    【05】 権現山の大カツラ-05
    【06】 権現山の大カツラ-06
    【07】 権現山の大カツラ-07
    【08】 権現山の大カツラ-08
    【09】 権現山の大カツラ-09
    【10】 権現山の大カツラ-10
    【11】 権現山の大カツラ-11
    【12】 権現山の大カツラ-12
    【13】 権現山の大カツラ-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 権現山の大カツラ [1][2]
    樹種 カツラ(桂)
    幹周 20.0m [1][2]
    樹高 40.0m [1][2]
    推定樹齢 1000年 [2]
    特徴 巨大な2つの株にまとまった姿
    保護指定 不明
    所在地 山形県最上郡最上町法田
    所在施設 国有林(権現山の東山麓)
    撮影日・状態 2013.08.03 : 大きな空洞があるも樹勢良し、側幹の集合体ではなく太い幹が残っている
    アクセス
    東北中央自動車道・舟形ICから約27㎞
    電車 陸羽東線・大堀駅から約7km
    山中 砂防ダム手前の登山口から約40分、沢沿いに登っていき後半は沢から外れ急坂が続く
    参考情報 ■外部ウェブサイト
     [1] 巨樹巨木林データベース:当カツラの登録あり(2000年度の調査記録)
     [2] 最上町観光協議会   :当カツラを含め最上地方の巨木の情報が豊富
     [3] 最上町役場ホームページ:当カツラの情報あり
    ■少遠景の記録
     [4] 東法田の大アカマツ  :当カツラと同じく法田地区にある巨木(2019年12月に枯死と認定)

    巨木と雑記.入山の注意

     2021年7月時点で大カツラの元まで入山できる状況にありません。 土砂崩れが起きてから登山道が復旧していないそうです。 最新の情報は最上町役場ホームページを参照してください。

     大カツラは権現山の山頂(930m)付近ではなく、南東山麓の谷間にあります。 標高は520mくらいの地点でしょうか。 未舗装の林道沿いにある登山口から約40分ほど。 山道は谷底を流れる沢沿いに続き、後半は沢から外れて急坂を登っていきます。 登山口からしばらく先に砂防ダム。 その先や中間地点の付近で、沢を渡渉する地点があったかもしれません。 山道に水が流れている箇所もあり、雨天や降雨後の入山は危険。 低山の原生林のため藪が深いところもあり、特に夏季は道が不明瞭になります。

    巨木と雑記.大カツラ

     登山口に到着したときは雨天。 雨脚は弱いもので一帯は霧に包まれた状態でした。 防水のジャケットとカメラカバーもザックに追加。 防水の登山靴とスパッツで足元を固め、いざ入山(雨天の入山は危険)。 そして大カツラが鎮座する谷間に達したとき。 嬉しいことに雨が止んでくれました。 薄れゆく霧の中から山の主が顕現していく。 その威容に打ち震えました。 歩み寄るのが畏れ多い。 中央にこの神さびた巨樹が鎮座することで、谷間全体も神殿のような荘厳さを帯びている。 この聖域にいつか再訪したいと願っています。

     立地と樹形について。 根差している場所は広い谷間でも、けっこうな傾斜地です。 幹周20メートルある巨体。 その根周りは更に広大なので、一周するのも一苦労。 滑りやすいので足元に注意です。 樹形は横に巨大な2株が並んだようなもの。 前後と左右とではかなり印象が変わります。 主幹に近い太い幹が残っており、側幹(ヒコバエ)の集合体のみで構成されてはいません。 このため重量感も圧巻です。 根本には大きな空洞があり、冬は熊の寝床になっていそう。何匹入るかな?