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    熊野神社の大杉

    巨木の写真

    撮影日:2021.11.03 【01】拝殿の隣にそびえ立つ御神木の大杉 (スギA)、境内最大の巨木 熊野神社の大杉-01
    【02】 熊野神社の大杉-02
    【03】 熊野神社の大杉-03
    【04】 熊野神社の大杉-04
    【05】 熊野神社の大杉-05
    【06】 熊野神社の大杉-06
    【07】 熊野神社の大杉-07
    【08】 熊野神社の大杉-08
    【09】 熊野神社の大杉-09
    【10】 熊野神社の大杉-10
    【11】 熊野神社の大杉-11
    【12】 熊野神社の大杉-12
    【13】 熊野神社の大杉-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 大杉 [1]
    樹種 スギ(杉)
    幹周 4.35m [4]
    樹高 35.0m [4]
    推定樹齢 600年 [1]
    特徴 背の高い真っ直ぐな単幹
    保護指定 丸森町指定天然記念物
    所在地 宮城県伊具郡丸森町大内字青葉西
    所在施設 熊野神社
    撮影日・状態 2021.11.03 : 拝殿左隣の御神木を含め、境内の巨木群はいずれも樹勢は良い
    アクセス
    東北自動車道・国見ICから約40㎞、常磐自動車道・新地ICから約10㎞
    電車 阿武隈急行・丸森駅から約14㎞、JR相馬駅から約11㎞
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 熊野神社・大杉    :内容は上記の写真05を参照
     [2] 山神社狼像・由来   :内容は下記の写真02を参照
    ■書籍
     [4] ふるさとの伝説    :丸森町文化財保護委員会、丸森町文化財友の会、2014年8月 (第2版)
    ■外部ウェブサイト
     [4] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり(2000年度の調査記録)
     [5] 宮城県神社庁     :当熊野神社の情報あり
    ■少遠景の記録
     [6] 丸森のイチョウ    :丸森町にある宮城県で最大のイチョウ
     [7] 丸森町の猫神様めぐり :町内に70基以上ある猫碑の8割を紹介 (青葉山神社は碑61)

    巨木と雑記.複数の巨木情報

     巨樹巨木林DB [4] に登録されている5本のスギは、同定は誤っている場合があり。 シカラシについては樹種がアラカシである場合あり。

      
    名前 幹周 樹高 枝張南北 枝張東西 補足 (位置など)
    スギA 4.35m [4] 35.0m [4] 17.0m [4] 17.0m [4] 拝殿の向かって左隣、注連縄あり
    スギB 4.10m [4] 33.0m [4] 14.0m [4] 14.0m [4] スギAの左側、注連縄あり
    スギC 4.20m [4] 35.0m [4] 17.0m [4] 17.0m [4] 拝殿の向かって右手前、注連縄あり
    スギD 3.53m [4] 33.0m [4] 14.0m [4] 14.0m [4] 本殿の背後に立つ2本のどちらか
    スギF 3.50m [4] 不明 (20m以上) 不明 不明 本殿の背後に立つ2本のどちらか
    ヒノキ 不明 (3mくらい) 不明 (20m以上) 不明 不明 石鳥居の後ろに立つ2本のうち太いほう
    シラカシ 不明 (4m以上) 不明 (20m以上) 不明 不明 スギBの手前に立つ
    カヤ 不明 (3mくらい) 不明 (15m以上) 不明 不明 本殿の向かって右に建つ境内社の隣

    巨木と雑記.丸森町を代表する巨木スポットの古社

     大内の青葉地区にある熊野神社は、平安時代に創建されたという古社。 そして丸森町を代表する巨木スポットでもあります。 社叢の主立つ巨木は、3本の御神木である大スギとシラカシ。 他にはヒノキとカヤなども。 巨木に包まれた森厳なる境内。 風格ある社殿の背後には、磐座らしき大岩と山林が広がる。 実に神さびた雰囲気の境内でした。

     熊野神社由緒について [1][4]。 創建は永承年間 (1046-1053)。 当地の豪族であった安倍貞任、平永衡 (伊具十郎) などによる創建と伝わるそうです。 社宝には貞任が奉納したという鍋。 当地の青葉地区に伝わる神楽は、永衡が熊野神社に奉納したが始まりとされるそうです。 他の古い奉納物には、応永20年 (1413) に奉納された鰐口。 境内社には近年になって遷座合祀した山神社 (後述) があります。

    cm-熊野神社-01 【01】本殿周囲の様子。背後に磐座のような大岩、山林が広がる。 隣の境内社 (歳神、蚕神、安産神、愛宕神を合祀) と蚕神などの石碑とカヤ大木。 この更に右側に新しい山神社が建つ。
    【02】 cm-熊野神社-02
    【03】 cm-熊野神社-03
    【04】 cm-熊野神社-04
    【05】 cm-熊野神社-05

    巨木と雑記.青葉山神社と猫碑

     大内の青葉地区にある熊野神社は、大イチョウ [6] のある町中からけっこう離れています。 それでも道中には楽しみがある。 点在する多数の猫神様スポット [7] です。 丸森町は猫の石碑 (供養や守護神として祀る碑) が日本で一番多いまち。 2017時点で74基が見つかっています。 特に大内地区は猫碑が多く集中しているので、いくつか巡ってみてください。

     上記の地図上に近くの猫碑も示しました。 そのうち熊野神社に2018年に遷座合祀された山神社の跡地には、猫碑も残っています。 可愛らしい顔の猫碑です。 いずれは熊野神社に移されるかもしれません。

    cm-青葉山神社猫碑-01 熊野神社に遷座合祀された山神社の跡地に残る猫碑。可愛らしい顔。 寂しくなった神社跡地に埋もれていたのが可哀そうに感じた。 この猫碑も熊野神社に移したほうがよさそう。