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古舘のサクラ
巨木の写真
巨木の詳細
巨木の名前 | 古舘のサクラ [1] |
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樹種 | エドヒガン(江戸彼岸) | |||
幹周 | 4.5m [1] | |||
樹高 | 12m [1] | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | V字型の樹形 | |||
保護指定 | 福島県指定天然記念物 | |||
所在地 | 福島県須賀川市桙衝古舘 | |||
所在施設 | 史跡(市有地?) | |||
撮影日・状態 | 2016.04.12 : 枝先に複数の折損があるが樹勢は良い様子 | |||
アクセス | ||||
車 | 東北自動車道・須賀川ICから約9.5km | |||
電車 | JR東北本線・須賀川駅からタクシーから以下路線バスを利用 | |||
バス | 須賀川駅前からは福島交通の矢田野経由長沼行きに乗車、古舘にて下車 | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 案内板・古舘のサクラ :幹周・樹高の他、二階堂氏の館跡についても記載 ■公式ウェブサイト [2] 巨樹巨木林データベース:2016年時点で未登録 [3] 須賀川市ホームページ : ■少遠景の記録 [4] 巨木・護摩寺のサクラ :須賀川市を代表する枝垂桜の古木 [5] 巨木・横田陣屋御殿桜 :陣屋跡に立つ美しい枝垂桜 |
巨木と雑記
古館のサクラは、須賀川の市街中心部から東、
釈迦堂川の支流である江花川の流域に続く田園地帯にあります。
大桜の立つ古舘の地 [1] は、南北朝時代(1333~1392)に二階堂時藤が築いた館跡。
江花川に近い大桜は、館跡の東北部であると伝えられています。
須賀川市は、戦国時代まで二階堂氏の拠点であり、市街中心部には須賀川城がありました。
天正17年(1589)に伊達政宗の侵攻により落城し、須賀川二階堂氏は滅亡。
なお、日本三大火祭りのひとつである須賀川の「松明あかし」は、
この時の戦死者を弔うために、領地の人々が始めたとされる400年もの歴史ある祭。
天守のあった場所にある、二階堂氏を祀る二階堂神社は、松明に付ける御神火を受ける場所でもあります。
須賀川市ホームページ[3]では「松明あかし」について、
詳細かつ興味深い情報が公開されていますので、ご覧ください。
広大な河川敷のような田園地帯を前に立つ古舘のサクラ。
樹形は、根元付近から東西に2つに分かれたもの。
枝先を繁らせ花付きは良い様子で、目立った損傷もなく、ほぼ健全で立派な幹。
開放的な景色を背に立つ堂々たる姿の見事な大桜です。
この大桜には他にも呼び名が2つ [1]。開花を見て苗代の準備をしたことから「種蒔桜」、
根元に不動尊を祀ったことから「不動桜」とも呼ばれているそうです
(根元には、不動明王、馬頭観音、如意輪観音の3つの石仏)。
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