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火打石のしだれ桜
巨木の写真
巨木の詳細
巨木の名前 | 火打石のしだれ桜[1・3] |
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樹種 | エドヒガン(江戸彼岸) | |||
幹周 | 3.9m[2] | |||
樹高 | 20m[1・2] | |||
推定樹齢 | 400年[1・3] | |||
特徴 | 谷戸の小丘の立地と丸く整った樹冠 | |||
保護指定 | 福島県・緑の文化財・323号[1] | |||
所在地 | 鮫川村大字赤坂西野字火打石地内 | |||
所在施設 | 私有地(民家) | |||
撮影日・状態 | 2017.04.19 : 樹勢は良い様子.満開の時期は過ぎて花は大分散っていた. | |||
アクセス | ||||
車 | ■白河IC(東北自動車道) 距離:約33.2km 経由:国道4-市道-国道289-県道25 | |||
電車 | ■磐城棚倉(JR水郡線) 距離:約8.3km 経由:駅からタクシーや自転車(輪行)の利用が現実的 | |||
参考情報 | ■現地資料 [1]現地立札 :名称・樹齢・樹高、緑の文化財などについて掲示 ■ウェブサイト [2]巨樹巨木林データベース:奥多摩森林館のサイトより、1988年の調査記録 [3]鮫川村(公式) :鮫川村の公式サイト、観光情報に桜も含まれている | |||
近辺の巨木 | 二段田のひがん桜 :同じ鮫川村の1本桜、約8.5km離れている 花園しだれ桜 :棚倉町の1本桜、約8.5km離れている |
巨木と雑記1.鮫川村
2017年4月、福島県の浜通り地域の南部で桜巡り。 「花園しだれ桜」 のある棚倉町の次は、東に接する鮫川村へ訪れました。 お目当ては「火打石のしだれ桜」と 「二段田のひがん桜」 。2本とも大きさ・姿の良さともに申し分ない見事な1本桜でした。 福島県の南東部に位置する鮫川村。南には茨城県の北茨城市と接しています。 林野面積が全体の約4分の3を占める、阿武隈高原の南部の頂上にある地域で、標高は約400~650m。 特産品は大豆とエゴマとその食品など。 江戸時代は、隣接する棚倉町に城下のあった棚倉藩の所領でした。[3]
巨木と雑記2.火打石のしだれ桜
丘陵地の谷戸に拓かれた田畑。その入口の小丘に火打石桜(略)は立っています。 見晴らしの良い場所で田畑を見下ろす、集落のシンボルのような大桜。 山村の風光明媚な景観の中に桜を遠望。 桜に近づいて見上げれば、竹林と青空のみを背景に、その姿を眺めることができます。 火打石桜(略)は、天正10年(1582年)に植えられたと伝えらるそうです[3]。 推定樹齢は400年余りの大桜ですが、今なお樹勢は良い様子。 樹形は背が高く、中腹まで1本の幹。枝張りは広く、整った丸い樹冠を形成。 訪問時に花は満開を過ぎて大分散っていましたが、見事な花笠を飾る大桜であることが十分に分かりました。 幹は遠くからはスマートな印象に見えますが、接近すれば大木らしい風格があります。 最後に車で訪れる際の注意点。 桜の目の前まで車で行けますが、道幅は狭く駐車場は無く、普通車がUターンできる広さはありません。 車は県道25号線上で、路肩が広くなっている場所に停めるべきでしょう(私はそうした)。 その際は、見通しの悪い場所に停めたり、交通の妨げになるような駐車をしないよう、ご注意ください。
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