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    剣カツラ

    巨木の写真

    撮影日:2021.04.23 【01】鬼神が封印されたという伝説のある大カツラ.周囲に厳かな気を放つ. 剣カツラ-01
    【02】 剣カツラ-02
    【03】 剣カツラ-03
    【04】 剣カツラ-04
    【05】 剣カツラ-05
    【06】 剣カツラ-06
    【07】 剣カツラ-07
    【08】 剣カツラ-08
    【09】 剣カツラ-09
    【10】 剣カツラ-10
    【11】 剣カツラ-11
    【12】 剣カツラ-12
    【13】 剣カツラ-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 剣カツラ [1]
    樹種 カツラ(桂)
    幹周 9.7m [1][2][3]
    樹高 35.0m [1][3][4], 45.0m [2]
    推定樹齢 320年 [1], 370年 [2][4]
    特徴 東西方向の2株に分かれる
    保護指定 福島県緑の文化財(第280号)
    所在地 福島県西白河郡西郷村小田倉
    所在施設 山中の国有林
    撮影日・状態 2021.04.23 : 樹勢は良い様子、根本は巨大だがさほど古木らしい感じはしない
    アクセス
    東北自動車道・白河ICから約16km(駐車場あり)
    電車 JR新白河駅から約17km
    参考情報 ■現地資料
     [1] 解説板・剣カツラ    :内容は上記の写真13を参照のこと
    ■書籍
     [2] 森の巨人たち・巨木100選:著者(平野秀樹、巨樹巨木を考える会)ISBN4-06-210561-6
    ■外部ウェブサイト
     [3] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり(1988年度の調査記録)
     [4] 西郷村公式サイト    :当巨木の情報あり
    ■少遠景の記録
     [5] 高清水の松       :西郷村、国道289号線沿いの近くにあるアカマツ

    巨木と雑記.阿武隈源流に根ざす大カツラ

     栃木県との境にそびえる那須連峰の一座、三本槍岳(1917m)から北東に離れた山麓。 森の巨人たち100選の一本、剣カツラは深い谷間の渓流に根ざしています。 この山域は宮城県を経て太平洋まで注ぐ、阿武隈川の水源地帯。 原生林に包まれた険しい山中でも、今日では国道289号線で容易にアクセスできるようになりました。 大カツラの標高は約770mほど。 周囲には豊かな広葉樹林が広がっているので、気持ちよい森林浴も楽しめることでしょう。

     大カツラの姿。初見の印象では背が高くスマート。 側幹の集合でも疎らではなく、根本は密に固まっている。 東西に離れて見える二対の株立ちで、其々の幹周は5~6メートルほど [2]。 南北寄りから拝む根本には、幹周10メートルクラスのカツラとしての量感は十分。 そして西側から見仰ぐ立姿には、格調高いものも感じられました。 素晴らしい大カツラです。

    巨木と雑記.剣カツラの伝承

     渓谷の主のように、周囲に厳かな気を放つ大カツラ。 傍らにある剣桂神社はこの山域の鎮守。 山神の御神木として、古くから山仕事を生業とする人々から大切にされてきたそうです。 さて、大カツラの伝承について。 昔、この山中を往く街道筋には、鬼神が出没して往来の人々を苦しめたという。 そこで白河城主の松平定信が、剣をもって鬼神をこの大カツラに封じ込めた、との伝承。 今でも洞の中に剣束の一部を覗くことができるとか。 私には見えなかった…。 [1][2][4]

    巨木と雑記.甲子温泉の送湯管

     現地では大カツラの頭上、渓谷に橋が架かっているのに驚きました。 上記の写真02によく写っているでしょう。 これはいったい何なのだろう。人が歩いて渡る橋には見えない。 橋脚のある真下から見上げていると気づきました。 橋桁の上に配管らしきものが通っている。あれは源泉を送る配管ではないか。 上流側の甲子温泉から源泉を、下流側の新甲子温泉へ送る配管の一部だと考えられます。