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    合戦場のしだれ桜

    巨木の写真

    撮影日:2019.04.17 【01】古戦場跡の丘に根差す美しい桜、菜の花との共演が素晴らしい 合戦場のしだれ桜-01
    【02】 合戦場のしだれ桜-02
    【03】 合戦場のしだれ桜-03
    【04】 合戦場のしだれ桜-04
    【05】 合戦場のしだれ桜-05
    撮影日:2024.04.14 【01】花付きがよくない、樹勢回復工事が継続中 合戦場のしだれ桜-01
    【02】 合戦場のしだれ桜-02
    【03】 合戦場のしだれ桜-03
    【04】 合戦場のしだれ桜-04
    【05】 合戦場のしだれ桜-05

    巨木の基本情報

    巨木の名前 合戦場のしだれ桜 [1]
    樹種 エドヒガン (江戸彼岸)
    幹周 3.30m / 2.80m [1][2]
    樹高 18.0m / 18.0m [1][2]
    推定樹齢 200年 [1]
    特徴 南北に連なる2本
    保護指定 二本松市指定天然記念物
    所在地 福島県二本松市東新殿字大林
    所在施設 私有地
    撮影日・状態 2024.04.14 : 花が殆ど開いていない、樹勢が衰え始め、令和3年から樹勢回復工事が継続中
    2019.04.17 : 開花状況は7~8分咲きくらい、樹勢は良い様子、丘斜面を覆う菜の花との共演が見事
    アクセス
    磐越道・船引三春ICから約16km、東北道・二本松ICから約19km
    電車 JR磐越東線・船引駅から約13km、JR東北本線・二本松駅から約18km
    参考情報 ■外部ウェブサイト
     [1] 二本松市ホームページ :当桜の情報あり
     [2] 巨樹巨木林データベース:当桜の登録あり (1988年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [3] 福田寺の糸桜     :二本松市、東新殿地区、優美な枝垂れ桜の巨木、三春滝桜の子孫と伝わる
     [4] 新殿神社の岩桜    :二本松市、東新殿地区、福田寺に隣接する新殿神社の参道入口
     [5] 桃前のサクラ     :二本松市、市内でも特に太いエドヒガン (民家)
     [6] 杉沢の大スギ     :二本松市、県内随一のスギ巨木

    巨木と雑記

     合戦場のしだれ桜は [1] 、二本松市内でも特に有名であろう桜。 素晴らしいロケーション、見晴らしの良い丘上に根差す、2本の美しい桜です。 周辺はキレイに整備され、広い駐車場、見学路、桜並木など設置。 大勢の人々が訪れ、観光バスも寄るところになりました。 合戦場という猛々しい名前は、平安時代の合戦に由来。 当地は前九年の役にて、源義家と安部貞任の軍勢が衝突した、 古戦場のひとつと伝わるそうです。 やがて近代には三浦家が当地を開拓し、屋敷の背後にこの桜が植えられました。

    cm-合戦場のしだれ桜-01 【01】しだれ桜から南側の景観も良い。広い駐車場がある丘にはたくさんの桜が植栽。
    cm-合戦場のしだれ桜-02 【02】南側、丘上の駐車場とを結ぶ小径にも桜並木があってキレイだ。

     2024年の久しぶりの再訪では驚きました。 花付きのよくない寂しげな姿。 花開く蕾の芽吹かない枝先が多い、樹勢の衰えた状態だったのです。 二本松市 [1] の情報によると、ここ数年で急に衰え始めたらしい。 2021年より樹勢回復工事を実施。 土壌改良、栄養剤の注入、枯枝の剪定、殺菌剤の散布など行っているそうです。 なんとか往時の樹勢、美しい花笠が戻るよう祈っています。