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    芝東照宮のイチョウ

    巨木の写真

    芝東照宮のイチョウ(2011.12.13) 【01】東側:東京タワーと重ねて見ることができる御神木 芝東照宮のイチョウ01
    【02】南側 芝東照宮のイチョウ02
    【03】北側① 芝東照宮のイチョウ03
    【04】北側② 芝東照宮のイチョウ04
    【05】北側③ 芝東照宮のイチョウ05
    芝東照宮の周辺の景色(2011.12 ~ 2012.08) 【01】東京塔周辺①:貿易CB展望階から東京塔の周辺の眺め(2012.01.06) 芝東照宮のイチョウ01
    【02】東京塔周辺② 芝東照宮のイチョウ02
    【03】夜景① 芝東照宮のイチョウ03
    【04】夜景② 芝東照宮のイチョウ04
    【05】夜景③ 芝東照宮のイチョウ05
    【06】芝公園① 芝東照宮のイチョウ06
    【07】芝公園② 芝東照宮のイチョウ07
    【08】東京塔周辺③ 芝東照宮のイチョウ08
    【09】芝離宮① 芝東照宮のイチョウ09
    【10】芝離宮② 芝東照宮のイチョウ06
    【11】芝離宮③ 芝東照宮のイチョウ07
    【12】芝離宮④ 芝東照宮のイチョウ08
    【13】芝離宮⑤ 芝東照宮のイチョウ13

    巨木の詳細

    巨木の名前 芝東照宮のイチョウ 樹種 イチョウ(公孫樹)
    幹周/樹高 6.5m / 21.5m 推定樹齢 350年
    保護指定 東京都指定天然記念物 所在地 東京都港区芝公園4丁目8-8-10
    撮影日/天候 2011.12.13 / 晴 : 損傷が少なく樹勢が良い.双幹に見える位置から見上げるのがお勧め.
    アクセス
    神社に一般用の駐車場なし.付近の有料駐車場を利用されたし.
    電車 芝公園駅(三田線)      :出口A4(最寄)
    御成門(三田線)       :出口A1
    赤羽橋駅大江戸線)      :赤羽根橋口
    大門駅(浅草線・大江戸線)  :出口A3・A6
    浜松町駅(山手線・京浜東北線):金杉橋口(約10分)
    備考 芝東照宮のイチョウと増上寺のカヤは、アングルによっては東京タワーを背後にして写すことができる。 芝東照宮と隣接する芝公園1号地は大木が多い都内のオアシス。南東部(芝公園駅の付近)は、 イチョウやクスノキの大木が多く、芝丸山古墳の丘は、スダジイの大木が多い。
    近辺の観光 芝東照宮        :芝東照宮の公式ウェブサイト.
    増上寺         :増上寺の公式ウェブサイト.
    東京タワー       :港区のランドマーク、東京タワーの公式ウェブサイト.
    貿易センタービル・展望台:最上階40Fの展望台.東京タワー方面の夜景が美しい.
    旧芝離宮恩賜庭園    :浜松町駅前の美しい日本庭園.浜離宮恩寵庭園にも足を伸ばしたい.
    四季劇場(春・秋)   :劇団四季の専用劇場.ここで鑑賞したライオンキングは最高だった.
    近辺の巨木 増上寺のカヤ /  芝公園の古木

    巨木の地図

    巨木と雑記

     港区の中央部、東京タワーの正面には、広大な境内に大伽藍が並ぶ増上寺があります。 増上寺の境内は、芝公園に囲まれており、この一帯は港区で最大の緑地、まさに都心のオアシス。 増上寺の南に位置する芝公園1号地は、イチョウやクスノキの大木が多く、 森の中を歩いているような気分が味わえます。 そして、隣接する芝東照宮の境内には、見事な立姿のイチョウの巨木もあるのです。

     港区の中央にある増上寺は、浄土宗の大本山の1つにして徳川家の菩提寺で、徳川家の霊廟もある寺院。 現在の芝公園の敷地の殆どは、かつては増上寺の境内地。 明治期の神仏分離令で境内地から切り離され、芝東照宮も増上寺の社殿のひとつでした。 芝東照宮の祭神は徳川家康で、御神体は家康公の寿像。 芝東照宮の始まりは、元和3年(1617)に家康公の遺言により、寿像を祀るために造られた社殿。 社殿は家康公の法名「安国院殿徳蓮社崇誉道大居士」から、安国殿と呼ばれていたそうです。
     芝東照宮が現在地に移されたのは寛永18年(1641)。 移築の際に3代・家光公が植樹したイチョウが、現在の大イチョウであるといわれます。 昭和20年(1945)5月25日の東京大空襲では、寿像と大イチョウを残し、社殿は焼失。 昭和44年(1969)に現在の社殿が再建されました。

     芝東照宮の御神木、大イチョウの姿は、芝公園(1号地)の中や、日比谷通り(県道409)からも見える立派な巨木。 中腹まで1本の直幹で、上部は双幹、全体的に端正な立姿をしています。 空襲では本殿が焼失したというのに、目立つような損傷もなく健全な姿。 樹冠は大きく樹勢は良い様子です。 双幹の樹形がはっきりと分かる、北側から見上げる姿が、最も美しいと感じました。 12月中旬の黄葉も見事です。 増上寺と徳川家に纏わる歴史があり、空襲に耐え首都の復興を見届けてきた巨木。 そして、東京タワーと重ねて眺めることができるという、東京らしい立地。 港区を代表する巨木の1本といえるでしょう。