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藤岡神社のけやき
巨木の写真






















巨木の基本情報
巨木の名前 | 藤岡神社のけやき [1] |
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樹種 | ケヤキ (欅) | |||
幹周 | A木:5.98m [5], 7.48m (実測) B木:4.75m [5], 5.30m (実測) C木:3.72m [5], 5.17m (実測) D木:3.18m [5], 4.18m (実測) | |||
樹高 | A木:28.0m [5] B木:29.0m [5] C木:29.0m [5] D木:26.0m [5] | |||
推定樹齢 | 400年 [1] | |||
保護指定 | とちぎの名木百選 | |||
所在地 | 栃木県栃木市藤岡町藤岡 (藤岡神社) | |||
撮影日・状態 | 2024.10.28 : コメント | |||
アクセス | ||||
車 | 東北道・館林ICから約8km、佐野藤岡ICから約9km | |||
電車 | 東武日光線・藤岡駅から約2km | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 標識・とちぎの名木百選 :巨木名「藤岡神社のけやき」、写真は上記B木の写真09を参照 ■外部ウェブサイト [2] 栃木市ホームページ :藤岡神社の情報あり [3] 栃木県神社庁 :藤岡神社の情報あり [4] 栃木県の文化財 :栃木県藤岡神社遺跡出土品について [5] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり (1988年度の調査記録) ■少遠景の記録 [6] 渡良瀬遊水地のヤマナラシ:谷中湖の北側、親水広場駐車場に植栽された並木 [7] 頼母子薬師堂のサクラ :近辺の巨木、群馬県邑楽郡板倉町、町内を代表する美しい桜 |
巨木と雑記
栃木県の南部に位置する渡良瀬遊水地。 総面積は約33km2とじつに広大。 ラムサール条約にも登録された自然豊かな湿地が、群馬・茨城・埼玉の3県にまたがり続いています。 ハート型をした貯水湖の谷中湖を含め、遊水地の大部分を有している地区が、栃木市の藤岡町。 そんな町の鎮守である藤岡神社 [2] は、天慶3年 (940) の創建とされる古社です。 境内には複数のケヤキ (ABCD) の巨木が林立。 鳥居右側にそびえ立つ御神木 (A) は、幹周が市内最大とみえる巨木。 一部の損傷が目立つものの、重量感のある根本から見仰ぐ姿は力強い。 隣り合うケヤキ (B) と共に、神門のように荘厳な景観をつくっています。



藤岡神社の由緒について [2] [3] 。創建は天慶3年 (940) と伝わる古社で、 元は六所大明神と号していた。 これは六柱の祭神を祀っていることに由来していそうです (天照大神・伊弉諾命・伊弉冉命・月読命・天児屋根命・天宇受売命)。 天正18年 (1590)、社殿が兵火により焼失した後に再建。 また元禄7年 (1694) に社殿を建て替えた記録があるそうです。 御神木となったケヤキは元和9年 (1623)、氏子の寄進で植樹されたとのこと。 明治8年 (1875) に現在の社号となりました。 藤岡神社と周辺は、太古から人々の暮らしが在ったところです。 平成3年から同7年 (1991-95) にかけて、 神社北側にある浄化センターの建設工事に伴い、県による発掘調査が実施。 その結果、縄文時代前期から晩期 (6000~2500年前) の集落跡が発見。 多数の石器・土偶・装飾品が出土したそうです。 出土品は県立博物館 (宇都宮市睦町) にて見学可能。 藤岡神社の霊地としての起源は、縄文時代まで遡るのかもしれません。 (参考・栃木県の文化財 [4]:栃木県藤岡神社跡出土品)
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