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出原の大椿
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 出原の大椿 [1] |
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樹種 | ツバキ (椿) | |||
幹周 | 1.5m [1] | |||
樹高 | 8.5m [1] | |||
推定樹齢 | 400年 [1] | |||
特徴 | 単幹、球形の樹冠 | |||
保護指定 | 佐野市指定天然記念物 | |||
所在地 | 栃木県佐野市秋山町 | |||
所在施設 | 私有地 (立入れない場合あり) | |||
撮影日・状態 | 2016.02.28 : 東側の大枝を折損、強風による影響か、樹冠の規模が約1/4ほど削れた 2010.03.13 : 目立つ損傷は見られず樹勢は良い様子、幹周3m未満だが古木としての風格がある | |||
アクセス | ||||
車 | 北関東道・佐野田沼ICから約21km | |||
電車 | 葛生 (東武佐野線・東武りょうもう線) から約15km | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 出原の大椿 :拡大写真なし、幹周・樹高・樹齢など記述あり ■外部ウェブサイト [2] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録なし (幹周3m未満) ■少遠景の記録 [3] 岩嶽神社のスギ :佐野市内で近辺の巨木、市内最大のスギ [4] 洞雲寺のツバキ :佐野市内、出原の大椿と同じくらいの大きさ |
巨木と雑記
出原 (いずはら) の大ツバキは佐野市街地から北部、山間の地域にあります。
葛生西から秋山川と並走する県道200号線を北上。両側を山に囲まれた旧秋山町の集落の中。
私有地のようで入口は少し分かりにくい。
杉林や畑に囲まれた山裾の台地に出原の大ツバキは立っています。
地主の方が代々、大ツバキを守るため切り開いた場所なのでしょう。
夏季には蛭が発生するらしいので、訪れる際は注意してください。
ツバキというと、公園や日本庭園にある花の美しい木、というイメージが強い。
これほど大きな姿のものは、今まで見たことがありませんでした。
なかなか見事な枝ぶりで、均整のとれた樹冠を形成しています。
大枝の一部が欠損しているが、樹勢は良い様子。
野趣とともに、どこか品の良さも感じる見事な大ツバキでした。
風格と雰囲気は、埼玉県秩父郡の
西善寺のコミネモミジ
に近いものがあるかもしれません。
機会があれば、花の最盛期とされる5月に再来したいものです。
【 南東部の大枝の折損 】
2016年2月28日に再訪した際、南東側の大枝が折れて落下しているのを確認しました。
幹の断面や、折れ枝に付いた葉の状態から、近日中に折れたらしい。
折れた大枝は、樹冠全体の約1/4は占める立派なものだったので、とても残念です。
推定樹齢400年の希少な大ツバキ。どれほどの歳月をかけて育て上げてきた大枝だったのか。
なお、この状況を佐野市の教育委員会に画像を添えて連絡しました。
後日に市の方より返信があり、落枝を撤去し、樹木の養生を検討するとのことでした。
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