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瀧尾神社の三本杉
巨木の写真
瀧尾神社と巨木の基本情報
巨木の名前 | 三本杉 [1] |
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樹種 | スギ(杉) | |||
幹周 | 不明 | |||
樹高 | 不明 | |||
推定樹齢 | 250~300年 [1] | |||
特徴 | 祭壇に3本並び立つ姿 | |||
保護指定 | 不明(単木での天然記念物指定なし?) | |||
所在地 | 栃木県日光市山内 | |||
所在施設 | 瀧尾神社 | |||
撮影日・状態 | 2018.10.23 : 樹勢は良い様子.山岳信仰の霊場、祭壇と相まって神々しく映る | |||
アクセス | ||||
車 | 日光宇都宮道路・日光ICから約4.4km(参道入口の手前の駐車場まで) | |||
電車 | 東武日光駅またはJR日光駅から約3.5km(参道入口まで) | |||
バス | 神橋バス停から徒歩約2km(駅から徒歩と大差なし) | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 三本杉 :内容は上記の巨木の写真02を参照 [2] 無念橋 :内容は上記の巨木の写真04を参照 [3] 別所跡 :内容は下記の写真03を参照 [4] 瀧尾神社 :内容は下記の写真06を参照 [5] 酒の泉 :内容は下記の写真11を参照 ■公式ウェブサイト [6] 巨樹巨木林データベース:2020年6月時点で登録なし [7] 日光二荒山神社 :二荒山神社の公式ウェブサイト ■少遠景の記録 [8] 日光二荒山神社の御神木:二荒山神社の境内と巨木、併せて輪王寺の大猷院も紹介 [9] 中宮祠のイチイ :中禅寺湖畔にある男体山の登山口、二荒山神社の中宮祠にある御神木 |
巨木と雑記.瀧尾神社
日光の世界遺産である二社一寺、二荒山神社・東照宮・輪王寺への参拝。 それに併せて参拝したのが瀧尾神社。 二荒山神社から少し北に離れた山中に位置する別宮です。 大木に包まれ天狗沢の清水が流れる古い山岳信仰の霊場。 苔生した古い石畳、滝行や禊が行われた白糸の滝、修行僧が詰めた別所跡などが残されています。 そして奥には神の依代たる三本杉が。 [3][7] 瀧尾神社は弘仁11年(820)、弘法大師により創建されたと伝わる古社。 二荒山神社の主祭神である日光三山の神のうち、女峰山に宿る田心姫命を祀る社です (男体山:大己貴命、太郎山:味耜高彦根命)。 ここは江戸時代まで日光修験の中心地とされた聖域。 永正6年(1509)に訪れた連歌師、宗長の紀行文(東路のつと)には、 500余りもの僧坊があったことが記されているそうです。 [3][4][7]
巨木と雑記.三本杉
瀧尾神社本殿の背後、石組の大きな祭壇に並び立つ3本の大スギ。 ここは女峰山を遥拝する神域。 伝承では弘法大師が修行をしていたときに、田心姫命が顕現した場所と云われます。 三本杉はまさに神の依代たる御神木。 三本杉の立つ祭壇は、広い境内でも特に神寂びた空気が立ち込めていました。 [1][2] 伝承では三本杉は二世代目。 初代は1699年、1747年、1749年と江戸時代に相次いで倒伏。 現在の三本杉の樹齢は250年~300年ほどとなるのでしょうか。 祭壇の左手前には、倒れた初代のスギの一部が残されています。 土に還っていく初代を通して見上げる三本杉の姿も神々しいものでした。 [1]
巨木と雑記.アクセスについて
瀧尾神社には駐車場のある参道入口のすぐ近くまで車でアクセスできます。 他にも二荒山神社の境内から山中を続く道があるようです。 二荒山神社の境内西苑、空烟地蔵から奥の道へ。 やがて道は山中を登り行者堂を経て、天狗沢沿いに進み参道入口に達する様子。 再訪する機会があれば、このルートを歩いてみたいと考えています。 途中に巨木との出会いもありそう。
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