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    あしかがフラワーパークのアカメヤナギ

    巨木の写真

    撮影日 (2024.06.25 / 2022.08.17) 【01】園内の四季彩ステージの主役、県内最大級かもしれないアカメヤナギ あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-01
    【02】 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-02
    【03】 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-03
    【04】 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-04
    【05】 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-05
    【06】 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-06
    【07】 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-07
    【08】 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-08
    【09】 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-09
    【10】 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-10
    【11】 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-11
    【12】 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-12
    【13】 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ-13

    巨木の基本情報

    巨木名 あしかがフラワーパークのアカメヤナギ (仮)
    樹種 アカメヤナギ (赤芽柳)
    幹周 不明 (各幹の周囲約3m)
    樹高 不明 (15m以上)
    樹齢 不明
    特徴 根本付近から3本株立ち
    保護 不明
    所在 栃木県足利市迫間町
    施設 あしかがフラワーパーク
    状況 2024.06.25 : 樹容に目立つ変化なし、枝に支柱が設置、周囲は花菖蒲の花園となり壮観であった
    2022.08.17 : 樹勢良好、根本と枝が熱帯植物で飾られていた、熱帯のジャングルみたい!
    アクセス
    東北道・佐野藤岡ICから約13km、北関東道・佐野田沼ICから約10km、足利ICから約10km
    電車 JR両毛線・あしかがフラワーパーク駅から500m以内
    参考情報 ■外部ウェブサイト
     [1] あしかがフラワーパーク   :公式サイト、施設と園内の詳細はこちら
     [2] 巨樹巨木林データベース   :当巨木は未登録 (2024年6月時点)
     [3] 今昔マップ         :埼玉大学教育学部教授、谷謙二氏の新旧の地図を比較閲覧できるサイト
    ■少遠景の記録
     [4] あしかがフラワーパークのフジ:園内にある5つの大藤棚を紹介
     [5] 龍泉寺のカヤ        :足利市内で近辺、県内最大のカヤ、近くの大小山も紹介

    巨木と雑記

     美しい藤の花園として有名な植物園、あしかがフラワーパーク [1][4] 。園内の巨木といえば国内最大級の野田長藤。 1000平方mもの大藤棚をつくっているものが3本もあります。 この広大な園内では、藤の他にも多種多様な樹木が楽しませてくれる。 その中には私の推しの木、アカメヤナギの巨木があります。 場所は「四季彩のステージ」と呼ばれるところで、 四季折々の花や、冬はイルミネーションで彩られる。 アカメヤナギはそこの中央にそびえ立つ、主役のような存在です。 もしかしたら、この樹種では県内最大級かもしれない。 3本株立ちで樹勢は良く、根本は量感があり、中々に野趣ある立姿。 清々しい広大な樹冠をつくり、季節の花草にも包まれる樹下は、じつに居心地が良い。 来園の際に注目してみてください。 なおこのアカメヤナギ、昔から当地に息づく古株らしい (後述)。

    cm-あしかがフラワーパーク-01 【01】園内最大となる野田長藤 (撮影:2013.04.25)。幹周は5mに達するという。 満開を迎える5月上旬が当園のハイシーズンだ。混雑が凄かった。
    cm-あしかがフラワーパーク-02 【02】6月上旬から7月上旬は花菖蒲で彩られる (撮影:2024.06.25)。 この場所は正面ゲートに近い「フラワーステージ」。
    cm-あしかがフラワーパーク-03 【03】ここは「水中花壇」のエリア (撮影:2024.06.25)。 当時は花菖蒲だが8月になると水蓮が見頃となる。
    cm-あしかがフラワーパーク-04 【04】フラワーステージにて (撮影:2022.08.17)。夏は水蓮で彩られる。 ハイシーズン後の6月~8月も中々に楽しめる。 アカメヤナギの在る「四季彩のステージ」も注目だ。


     四季彩のステージのアカメヤナギ。 フラワーパークの造園以前から、当地に根付いてたらしい。 フラワーパークの前身は、1968年に開園した早川農園。 かつて朝倉町の地区に在り、 跡地には大型ショッピングセンターが建っている (地図リンク) 。都市開発のため、1997年に入って当地に移設されたのです。 以下、新旧の地図を比較閲覧できる今昔マップ [3] から引用の画像。 在りし日の早川農園と、水田が広がっていた当地。 大藤とアカメヤナギらしき姿がみえます。
     (以下画像、左が1973-83年代、右が地理院地図の最新の航空写真)

    cm-今昔マップ-01 【01】今昔マップより引用。 在りし日の早川農園、今は大型ショッピングセンターが建つ。 園内に大きな緑の四角が見える。これが移植された大藤かもしれない。
    cm-今昔マップ-02 【02】今昔マップより引用。 早川農園が移設されフラワーパークが造園される以前、当地には田園が広がっていた。 四季彩のステージと重なる位置に樹木。 これが現在のアカメヤナギではないか。


     今昔マップ引用の画像から、昔の当地は四季彩のステージ辺りを除き、 樹木がなく水田が広がっていたことが分かる。 そして今のアカメヤナギと重なる位置に樹木。 また造園にあたり、わざわざこの樹種の巨木を植えるとは考え難い。 よってこのアカメヤナギは、造園以前から居る先輩とみえます。 伐採されずに大切にされ、美しい植物園の一角を担う存在となった。 そして樹下は様々な花草で彩られ、人々の憩いの場となる。 とても幸せそうなアカメヤナギです。