杉戸愛宕神社のイチョウ
巨木の写真
撮影日:2023.12.24
【01】杉戸宿の鎮守の御神木、町の繁栄と再興を見守ってきた
巨木の基本情報
巨木の名前 |
杉戸愛宕神社のイチョウ (仮) |
|
樹種 |
イチョウ (公孫樹) |
幹周 |
5.10m [3] |
樹高 |
10.0m [3] |
推定樹齢 |
300年以上 [2] |
特徴 |
単幹、主幹上部欠損 |
保護指定 |
不明 |
所在地 |
埼玉県北葛飾郡杉戸町杉戸4丁目 |
所在施設 |
愛宕神社 |
撮影日・状態 |
2023.12.02 : 南側に残る大枝が生命線、焦げ跡が顕著に残る堂内に瑠璃観音像が安置
|
アクセス |
車 |
東北道・蓮田スマートICから約10km、久喜ICから約9km、圏央道・幸手ICから約6km
|
電車 |
東武動物公園駅 (東武伊勢崎線・東武日光線・東武スカイツリーライン) から1km以内
|
参考情報 |
■現地資料
[1] 杉戸宿と愛宕神社 :解説板、内容は下記雑記の写真を参照
■外部ウェブサイト
[2] 杉戸町ホームページ :愛宕神社の情報あり
[3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
■少遠景の記録
[4] 永福寺のイチョウ :杉戸町、関東三大施餓鬼のひとつに数えられる名刹
[5] 天満宮の槇 :杉戸町、県内最大級のイヌマキ
[6] 杉戸稲荷神社のカヤ :杉戸町、愛宕神社の近く、古利根川舟運の河岸であった
|
巨木と雑記
東武動物公園駅 (旧杉戸駅) から古利根川を挟んで北。
杉戸町の中心部であり、江戸時代は日光街道の杉戸宿
[1]
として栄えたところです。
江戸時代の後期には、本陣の他に脇本陣が2軒、旅籠が46軒ほども在ったという。
杉戸宿で古くから信仰されてきた鎮守が、この愛宕神社
[2]
です。もとは香取神社であり、宝永2年 (1705) の大水の際、
御神木のイチョウに流れついた愛宕様の神像を合祀。
愛宕香取神社と号されていたそうです。
御神木はは300年前から巨木であった。
現在、大きな洞を抱え主幹上部を失っている。
焦げ跡が顕著に残り、明治初年の本陣も焼失したという大火の傷跡にみえます。
洞の中には銀杏観音と呼ばれる瑠璃観音像。
杉戸宿の繁栄と再興を見守ってきた愛宕様の御神木です。
杉戸愛宕神社の境内にある解説板。
なお、境内西側にある築山には、荒神社が祀られ、御嶽山神社と稲荷神社も合祀されている
[2]。