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    永福寺のイチョウ

    巨木の写真

    撮影日:2023.12.02 【01】関東三大の施餓鬼を執り行う永福寺、本堂前に根差すイチョウ 永福寺のイチョウ-01
    【02】 永福寺のイチョウ-02
    【03】 永福寺のイチョウ-03
    【04】 永福寺のイチョウ-04
    【05】 永福寺のイチョウ-05

    巨木の基本情報

    巨木の名前 永福寺のイチョウ (仮)
    樹種 イチョウ (公孫樹)
    幹周 5.20m [3]
    樹高 27.0m [3]
    推定樹齢 300年以上 [3]
    特徴 単幹、棒状の樹冠
    保護指定 不明
    所在地 埼玉県北葛飾郡杉戸町下高野
    所在施設 龍燈山永福寺
    撮影日・状態 2023.12.02 : 主幹上部の欠損、現在の樹高は15m未満ほどか、東側根本の表皮剥離
    アクセス
    東北道・蓮田スマートICから約8km、久喜ICから約7km、圏央道・幸手ICから約6km
    電車 東武日光線・杉戸高野台駅から約2km
    バス 下高野・永福寺前、市営バス「あいあい号」の西コース、杉戸高野台駅西口から
    参考情報 ■現地資料
     [1] 龍燈山永福寺     :解説板、内容は下記雑記の写真02を参照
    ■外部ウェブサイト
     [2] 永福寺ホームページ  :寺の由緒と大施餓鬼修行について参考
     [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [4] 天満宮の槇      :杉戸町、県内最大級のイヌマキ
     [5] 杉戸愛宕神社のイチョウ:杉戸町、江戸時代に杉戸宿であった街中
     [6] 杉戸稲荷神社のカヤ  :杉戸町、愛宕神社の近く、古利根川舟運の河岸であった

    巨木と雑記

     杉戸町の代表的な大寺院がここ永福寺 [1] [1] 。毎夏の法要である施餓鬼 (8/22-23) は、 多くのお坊様方により執り行われ、関東一円から大勢の参拝者が集う。 関東三大施餓鬼のひとつされる名刹です。 当山の施餓鬼は室町時代、第51世の日尊上人より続くもの。 上人は当地を領した高野城主の藤原長福の子息。 伝承によると、長福は生前に凶行を重ねたので、上人は地獄での惨状を危惧した。 やがて上人は修行の最中、閻魔大王の霊験により施餓鬼の秘法を授る。 そして父と万人の冥福を祈り施餓鬼を行ったとき、 龍が現れ、成仏できない人々の魂を乗せて昇天したという。 以後、日尊上人より約600年もの永きにわたり大法要は続き、 本堂前に根差す大イチョウも、祈りの声を巨体に響かせてきました。

    cm-永福寺-01 【01】本堂向拝の彫刻が見事。天仙、麒麟、龍、虎など。
    cm-永福寺-02 【02】永福寺由緒の解説板。本尊は阿弥陀如来であり、昔は阿弥陀寺と号した。 施餓鬼では故事の龍にみたてたドジョウを境内の小池に放つそうだ。