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    八王子神社のケヤキ

    巨木の写真

    撮影日:2024.09.12 【01】市街地に守られてきた八王子神社の森、御神木の大ケヤキ 八王子神社のケヤキ-01
    【02】 八王子神社のケヤキ-02
    【03】 八王子神社のケヤキ-03
    【04】 八王子神社のケヤキ-04
    【05】 八王子神社のケヤキ-05
    【06】 八王子神社のケヤキ-06
    【07】 八王子神社のケヤキ-07
    【08】 八王子神社のケヤキ-08
    【09】 八王子神社のケヤキ-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 八王子神社のケヤキ (仮)
    樹種 ケヤキ (欅)
    幹周 5.00m [3], 5.53m (実測)
    樹高 20.0m [3]
    推定樹齢 300年以上 [3]
    特徴 単幹、枝下の位置が高い
    保護指定 不明
    所在地 埼玉県さいたま市中央区八王子1丁目
    所在施設 八王子神社
    日付・状態 2024.09.12 : 目立つ損傷なく樹勢良好、樹高は30m近くあるかも
    アクセス
    首都高5号池袋線・浦和南ICから約6km、東北道・浦和ICから約14km、岩槻ICから11km
    電車 さいたま新都心駅 (上野東京線・京浜東北線・宇都宮線・高崎線) から約2km
    バス 浅間神社、さいたま新都心駅から国際興業バスの路線 (新都01/01-3/02)
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 八王子神社の由緒   :内容は下記雑記の写真02を参照
     [2] 浅間神社の由緒    :内容は下記雑記の写真04を参照
    ■外部ウェブサイト
     [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [4] 与野の大カヤ     :さいたま市の中央区、国指定天然記念物、関東最大級のカヤ
     [5] 大宮氷川神社の社叢  :さいたま市の大宮区、武蔵国一宮、広大な境内と参道はケヤキの大木が多い

    巨木と雑記

     さいたま市中央区の西端に位置する八王子の町。 地名にもなっている古社が八王子神社 [1] 。市街地にありながら緑豊かな鎮守の森で、 ムクノキやイチョウなどの大木に包まれています。 社叢で最大となる御神木は、境内中央にそびえ立つケヤキ。 真っ直ぐな背の高い単幹で樹勢は良く、じつに清々しい姿。 市内の大宮地区に鎮座する武蔵国一宮、 大宮氷川神社 [5] 参道のケヤキが減少していく中、 健全なこの大ケヤキは、市にとって貴重な存在でしょう。 何らかの保護指定を受けているかもしれない。

    cm-八王子神社-01 【01】八王子神社の拝殿。当日は扉が開かれていた。奥の壇上に本殿が見える。
    【02】 cm-八王子神社-02
    【03】 cm-八王子神社-03
    【04】 cm-八王子神社-04
    【05】 cm-八王子神社-05



     八王子神社 [1] の由緒について。 御祭神は八柱 (田心姫命、湍津姫命、市杵嶋姫命、正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命、天之穂日命、天津彦根命、活津彦根命、熊野橡樟日命) 。創建の年代と由緒は不詳。 京都の清涼寺が所蔵する「融通念仏縁起」には、当地の与野郷の記述があるという。 それには、正嘉年間 (1257-59) に疫病が流行したとき、 与野郷のある名主が念仏により疫病を免れたというもの。 良忍上人を祖とする融通念仏が庶民に広まってきた時期。 また比叡山の守護神でもある八王子権現は、疫病退散の御利益も信仰されていた。 だから中世に、念仏宗に所縁の比叡山から勧請されたと考えられるそうです。 江戸時代には本山派の東覚院が別当を務め、浅間神社 [2] も勧請された。 なお東覚院の本寺は、現在の緑区中尾に在ったという玉林院で、 別当を務めていた神社のひとつが中尾神社 (地図リンク) らしい。東覚院と玉林院は明治の神仏分離で廃寺へ。 神社が町の鎮守として存続し今に至ります。