巨木TOP / 埼玉 / 与野の大カヤ
与野の大カヤ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 与野の大カヤ [1][7] |
|
||
---|---|---|---|---|
樹種 | カヤ (榧) | |||
幹周 | 7.28m [1][7], 7.60m [8] | |||
樹高 | 21.5m [1][7], 21.0m [8] | |||
推定樹齢 | 1000年 [1][2][3][6][7] | |||
特徴 | 円錐形の樹冠、中腹より双幹 | |||
保護指定 | 国指定天然記念物 | |||
所在地 | 埼玉県さいたま市中央区鈴谷4丁目 | |||
所在施設 | 東永山妙行寺 (金毘羅堂) | |||
撮影日・状態 | 2024.09.12 :前回と比べ葉量が全体的に減少している、幹や枝に目立つ損傷はない様子 続いた猛暑による影響あるか、周囲が砂利敷きからアスファルト舗装になった 2015.01.19 :老樹ながら樹勢良し、根本は力強く、背は高く大きな樹冠を茂らせる | |||
アクセス | ||||
車 | 首都高5号池袋線・浦和南ICから約5km、東北道・浦和ICから約11km | |||
電車 | JR埼京線・南与野駅から1km以内、JR京浜東北線・北浦和駅から約2km | |||
バス | 鈴谷大かや前、北浦和駅から西武バスの路線 (北浦10/11/15)、国際興業バスの路線 (新都01) | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 与野の大カヤ :内容は下記、大カヤの雑記の写真01を参照 [2] 大榧と金毘羅天 :内容は下記、大カヤの雑記の写真02を参照 [3] 妙行寺縁起 :内容は下記、妙行寺の雑記の写真02を参照 [4] 板石塔婆 :内容は下記、妙行寺の雑記の写真04を参照 [5] 妙行寺のモッコク :内容は下記、妙行寺の雑記の写真06を参照 ■外部ウェブサイト [6] 妙行寺ホームページ :お寺の由緒について参考 [7] さいたま市ホームページ:当巨木の情報あり [8] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [9] 八王子神社のケヤキ :さいたま市の中央区、社叢は市街地における緑のオアシス [10] 横室の大カヤ :群馬県の前橋市、同じく国指定天然記念物、幹周約8.6m |
巨木と雑記.大カヤ
さいたま新都心駅の西側に広がる市街地の中央区。 かつては旧与野市だった区域。 当地の南与野駅の付近には、創建が鎌倉時代とされる古刹の妙行寺 [3] [6] があります。境内の金毘羅天堂には御神木、県内最大となるカヤ [1] [2] [7] の巨樹。伝承では平安時代の長元年間 (1028-1037) に植えられたというから、 妙行寺の歴史よりも古い。 室町時代の応永年間 (1394-1428) の頃には、立派な巨木として世に知られ、 金毘羅天の御神木として広く信仰されてきたそうです。 大カヤの樹容。 千年樹の風格と凄み。 根本は巨大な筋肉の束のように力強い。 各所に荒々しさが目立つが、全体として幹と樹冠の形は端正です。 樹勢も良く、闊達に誇らしげに屹立。 感じた気質・気配のようなものは、思ったほど威圧感なく穏やかで優しい雰囲気。 人々に敬愛されてきたことが、巨木の面相に影響するように感じます。 国指定天然記念物に相応しい、じつに美丈夫で感動的なカヤの老樹。
巨木と雑記.妙行寺
妙行寺 [3] [6] の由緒について。 日蓮宗の寺院であり、本寺は千葉県市川市にある大本山の法華経寺 (地図リンク) 。妙行寺の前身は臨済宗建長寺派の心浄寺であり、 鎌倉時代の創建とされる。 境内鐘楼の近くには同時代、正元2年 (1260) の板石塔婆があります。 日蓮宗に改宗したのは室町時代の応永年間 (1394-1428) の頃。 住職の周如禅師が、来訪した法華経寺の日英上人に感じ入り、弟子となることに。 そして改宗して法華道場の妙行寺となったそうです。 このいきさつには、守護神として祀る金毘羅天の霊験があったとの伝承 (上人の来訪と改宗の宣託)。 また本堂背後に根差すモッコクの古木は、このとき植えた記念樹とされます。
埼玉TOP | △TOP | 前へ戻る |