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    与野の大カヤ

    巨木の写真

    撮影日:2024.09.12 【01】国指定天然記念物、日本三大カヤの一本とされる埼玉県の宝 与野の大カヤ-01
    【02】 与野の大カヤ-02
    【03】 与野の大カヤ-03
    【04】 与野の大カヤ-04
    【05】 与野の大カヤ-05
    【06】 与野の大カヤ-06
    【07】 与野の大カヤ-07
    【08】 与野の大カヤ-08
    【09】 与野の大カヤ-09
    【10】 与野の大カヤ-10
    【11】 与野の大カヤ-11
    【12】 与野の大カヤ-12
    【13】 与野の大カヤ-13
    撮影日:2015.01.19 【01】金毘羅天の御神木、与野郷のシンボルツリーは県内最大のカヤ 与野の大カヤ-01
    【02】 与野の大カヤ-02
    【03】 与野の大カヤ-03
    【04】 与野の大カヤ-04
    【05】 与野の大カヤ-05
    【06】 与野の大カヤ-06
    【07】 与野の大カヤ-07
    【08】 与野の大カヤ-08
    【09】 与野の大カヤ-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 与野の大カヤ [1][7]
    樹種 カヤ (榧)
    幹周 7.28m [1][7], 7.60m [8]
    樹高 21.5m [1][7], 21.0m [8]
    推定樹齢 1000年 [1][2][3][6][7]
    特徴 円錐形の樹冠、中腹より双幹
    保護指定 国指定天然記念物
    所在地 埼玉県さいたま市中央区鈴谷4丁目
    所在施設 東永山妙行寺 (金毘羅堂)
    撮影日・状態 2024.09.12 :前回と比べ葉量が全体的に減少している、幹や枝に目立つ損傷はない様子
           続いた猛暑による影響あるか、周囲が砂利敷きからアスファルト舗装になった
    2015.01.19 :老樹ながら樹勢良し、根本は力強く、背は高く大きな樹冠を茂らせる
    アクセス
    首都高5号池袋線・浦和南ICから約5km、東北道・浦和ICから約11km
    電車 JR埼京線・南与野駅から1km以内、JR京浜東北線・北浦和駅から約2km
    バス 鈴谷大かや前、北浦和駅から西武バスの路線 (北浦10/11/15)、国際興業バスの路線 (新都01)
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 与野の大カヤ     :内容は下記、大カヤの雑記の写真01を参照
     [2] 大榧と金毘羅天    :内容は下記、大カヤの雑記の写真02を参照
     [3] 妙行寺縁起      :内容は下記、妙行寺の雑記の写真02を参照
     [4] 板石塔婆       :内容は下記、妙行寺の雑記の写真04を参照
     [5] 妙行寺のモッコク   :内容は下記、妙行寺の雑記の写真06を参照
    ■外部ウェブサイト
     [6] 妙行寺ホームページ  :お寺の由緒について参考
     [7] さいたま市ホームページ:当巨木の情報あり
     [8] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [9] 八王子神社のケヤキ  :さいたま市の中央区、社叢は市街地における緑のオアシス
     [10] 横室の大カヤ     :群馬県の前橋市、同じく国指定天然記念物、幹周約8.6m

    巨木と雑記.大カヤ

     さいたま新都心駅の西側に広がる市街地の中央区。 かつては旧与野市だった区域。 当地の南与野駅の付近には、創建が鎌倉時代とされる古刹の妙行寺 [3] [6] があります。境内の金毘羅天堂には御神木、県内最大となるカヤ [1] [2] [7] の巨樹。伝承では平安時代の長元年間 (1028-1037) に植えられたというから、 妙行寺の歴史よりも古い。 室町時代の応永年間 (1394-1428) の頃には、立派な巨木として世に知られ、 金毘羅天の御神木として広く信仰されてきたそうです。

     大カヤの樹容。 千年樹の風格と凄み。 根本は巨大な筋肉の束のように力強い。 各所に荒々しさが目立つが、全体として幹と樹冠の形は端正です。 樹勢も良く、闊達に誇らしげに屹立。 感じた気質・気配のようなものは、思ったほど威圧感なく穏やかで優しい雰囲気。 人々に敬愛されてきたことが、巨木の面相に影響するように感じます。 国指定天然記念物に相応しい、じつに美丈夫で感動的なカヤの老樹。

    cm-与野の大カヤ-01 【01】金毘羅天堂と大カヤ。周囲には市街の住宅密集地ながら広い空間が確保されている。
    cm-与野の大カヤ-02 【02】大カヤの解説板。令和に入った現時点の幹周は7.8mくらいはありそう。
    cm-与野の大カヤ-03 【03】金毘羅天堂の前にある解説板。改宗して心浄寺が妙行寺となる金毘羅天の霊験。

    巨木と雑記.妙行寺

     妙行寺 [3] [6] の由緒について。 日蓮宗の寺院であり、本寺は千葉県市川市にある大本山の法華経寺 (地図リンク) 。妙行寺の前身は臨済宗建長寺派の心浄寺であり、 鎌倉時代の創建とされる。 境内鐘楼の近くには同時代、正元2年 (1260) の板石塔婆があります。 日蓮宗に改宗したのは室町時代の応永年間 (1394-1428) の頃。 住職の周如禅師が、来訪した法華経寺の日英上人に感じ入り、弟子となることに。 そして改宗して法華道場の妙行寺となったそうです。 このいきさつには、守護神として祀る金毘羅天の霊験があったとの伝承 (上人の来訪と改宗の宣託)。 また本堂背後に根差すモッコクの古木は、このとき植えた記念樹とされます。

    cm-妙行寺-01 【01】妙行寺の本堂前。お庭が風流。左の鐘楼の背後に板石塔婆がある。
    cm-妙行寺-02 【02】妙行寺の縁起の解説板。
    【03】 cm-妙行寺-03
    【04】 cm-妙行寺-04
    【05】 cm-妙行寺-05
    【06】 cm-妙行寺-06