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    入西のビャクシン

    巨木の写真

    撮影日:2022.12.20 【01】古墳に鎮座する石上神社の御神木、県内最大級のビャクシン 入西のビャクシン-01
    【02】 入西のビャクシン-02
    【03】 入西のビャクシン-03
    【04】 入西のビャクシン-04
    【05】 入西のビャクシン-05

    巨木の基本情報

    巨木の名前 入西のビャクシン [1][3][4]
    樹種 ビャクシン (柏槇)
    幹周 3.50m [1][3][4][5]
    樹高 12.0m [1][3][4][5]
    推定樹齢 650年 [1], 600-700年 [4]
    特徴 単幹、捩じれた木肌、西側への傾き
    保護指定 埼玉県指定天然記念物
    所在地 埼玉県坂戸市北大塚
    所在施設 石上神社
    撮影日・状態 2022.12.20 : 根本や幹の一部に腐朽あり、葉量は若干少ないが、樹勢はさほど衰えていない印象
    アクセス
    関越道:鶴ヶ島ICから約5km、坂戸西スマートICから約2km
    電車 坂戸駅 (東武東上線・東武生越線) から約3km
    参考情報 ■現地資料
     [1] 解説板・入西のビャクシン:内容は下記雑記の写真01を参照
     [2] 石碑・石上神社の由来  :内容は下記雑記の写真02を参照
    ■外部ウェブサイト
     [3] 石上神社ホームページ  :当巨木の情報あり、神社由緒を参考
     [4] 坂戸市ホームページ   :当巨木の情報あり
     [5] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [6] 土屋神社の神木スギ   :坂戸市、円墳の上に鎮座、県内で最大級のスギ
     [7] 多和目のカゴノキ    :坂戸市、関東地方で最大とみられるカゴノキ

    巨木と雑記

     坂戸市の北西に位置する入西地区。 土屋神社 [6] と同じく、 円墳とみられる古墳の上に鎮座しているのが石上神社 [2][3] 。社殿の正面に根差す御神木は、県内最大級のビャクシンです。 極太の荒縄を締め上げるように、捩じれて立ち昇っていく幹が特徴的。 古木らしい風格があり、やや傾いだ幹にも趣が感じられる。 地元では「ねじれっ木」と呼ばれて親しまれています。

    cm-石上神社-01 【01】現地解説板。
    cm-石上神社-02 【02】神社由緒の石碑。

     石上神社 [2][3] の由緒について。詳細な起源は不明。 社伝によると古くから、三芳野の里、大塚村の氏神塚として祀られてきた。 嘉元2年 (1302) の頃、南を流れる高麗川の淵より、 漁師の網に掛かった石を氏神塚に安置。 石上明神と称すようになり、近くへ移ってきた広伝寺が別当となる。 天正18年 (1590)、豊臣秀吉による小田原攻めの際、戦火に遭い堂宇を焼失。 その後、長らく堂宇の再建は成らなかったそうです。 なお、埼玉県文化財保護委員の大護八郎氏によると、 もとの社号は三芳野天神で、社殿の再建後に勧請して石上明神となった、 という指摘があるとのこと。 文化6年 (1806)、坂戸宿の棟梁である高山兵部藤原師美により拝殿が再建。 往時は子宝安産の神としても崇敬され、 春秋の祭礼には大勢の参詣者で賑わい、押上様とも呼ばれていたそうです。