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多和目のカゴノキ
巨木の写真













巨木の詳細
巨木の名前 | 多和目のカゴノキ | 樹種 | カゴノキ(鹿の子木) | |
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幹周/樹高 | 4.7m / 15m | 推定樹齢 | 800年 | |
保護指定 | 坂戸市指定天然記念物 | 撮影日/天候 | 2016.02.11 / 晴 | |
所在地 | 埼玉県坂戸市多和目(天神社の社殿の横) | |||
アクセス | ||||
車 |
■首都圏中央連絡道路・圏央鶴ヶ島IC:約5.4km ■関越自動車道・鶴ヶ島IC :約6.8km |
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電車 |
■西大家駅:路線(東武越生線) 約1.7km 最寄バス停「いぼ地蔵」の路線は「おおや線」(市役所~坂戸駅~川角駅) |
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備考 | 周囲に駐車場は無い。車で訪れる場合は民家の出入口や交差点を避けて路肩駐車。 | |||
近辺の観光 | 坂戸市観光協会 | |||
近辺の巨木 | 土屋神社の神木スギ / 高麗川神社のタブノキ |
巨木の地図
巨木と雑記
多和目のカゴノキは、埼玉県の中央部に位置する坂戸市にあります。
市内の西部、高麗川の右岸の近くにある天神社(天満宮、祭神は菅原道真)の御神木です。
カゴノキ(鹿の子木)は、クスノキ科に属する暖地性の常緑喬木で、
本州以西を中心に分布している樹木で、関東以北では殆ど生育していないそうです。
樹木名の由来は、淡褐色の樹皮が円形に点々と剥落し、その部分に見られる白い木肌の様子が、
子鹿の斑点と似ていることから、この名称となったと言われています。
カゴノキは、社殿の東側に立ち、南北に根元付近から2つに分かれた樹形をしています。
推定樹齢800年の古木ですが、樹勢は良好で大きな損傷は見られません。
伸び伸びと枝葉を繁らせた広い樹冠を持った、気持ちの良い姿で、とても居心地が良かったです。
接近してみれば、樹木名の通り、木肌は斑点に覆われていて、
地面には剥がれた樹皮もたくさん落ちていました。
初めて見る種類の樹木が、これほど素晴らしい巨木とは幸いでした。
天神社の社殿の背後には、かつて「多和目の大スギ」という巨木が立っていました。
大スギは、樹高35m、幹周9mの、堂々たるもので、地上4mで二つに分かれていたので、
夫婦杉とも呼ばれていたそうです。
昭和34年の伊勢湾台風によって大きく損傷してからは、枯死寸前の状態となり、伐採されました。
現在はその場所に二世のスギが2本植えられています。
境内の西脇に、大スギの解説版が残っていました。
それによると、平安時代中期の長元5年(1032)、剛胎と云う旅の僧が、
この地で霊験を得て、社を造り、その側に植えたスギが、多和目の大スギだといいます。
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