• TOP
  • 巨木
  • 登山
  • 渡良瀬
  • 旅日記
  • 更新履歴
  • PR
  • 巨木TOP / 埼玉 / 瀧宮神社のケヤキ

    瀧宮神社のケヤキ

    巨木の写真

    撮影日:2023.10.16 【01】深谷駅前の鎮守の御神木 瀧宮神社のケヤキ-01
    【02】 瀧宮神社のケヤキ-02
    【03】 瀧宮神社のケヤキ-03
    【04】 瀧宮神社のケヤキ-04
    【05】 瀧宮神社のケヤキ-05

    巨木の基本情報

    巨木の名前 瀧宮神社のケヤキ (仮)
    樹種 ケヤキ (欅)
    幹周 3.48m [4]
    樹高 29.0m [4]
    推定樹齢 200~299年 [4]
    特徴 球形の樹冠、枝下の位置が高い
    保護指定 不明
    所在地 埼玉県深谷市西島5丁目
    所在施設 瀧宮神社
    撮影日・状態 2023.10.16 : 目立つ損傷なく樹勢良し、根本にタマスダレの可憐な白い花が咲いていた
    アクセス
    関越道・花園ICから約11km、東北道・羽生ICから約31km、加須ICから35km
    電車 JR深谷駅 (高崎線・湘南新宿線) の南口からすぐ
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 日本煉瓦製造の専用鉄道 :内容は下記、深谷駅の雑記の写真03を参照
    ■外部ウェブサイト
     [2] 瀧宮神社ホームページ  :神社由緒について参考
     [3] 深谷市ホームページ   :深谷駅および日本煉瓦製造について参考
     [4] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
     [5] ウィキペディア     :マルチプルタイタンパーについて (鉄道の保線用機械)
    ■少遠景の記録
     [6] 上敷免諏訪神社のケヤキ :日本煉瓦製造の工場が在った上敷免地区の鎮守
     [7] ホフマン輪窯と専用鉄道跡:深谷市での旅日記、日本煉瓦製造の文化財、ホフマン輪窯と専用鉄道跡

    巨木と雑記.瀧宮神社

     深谷市街地の中心部、深谷駅のすぐ南側に座す鎮守の森。 その境内には清らかな泉も湧く瀧宮神社 [2] 。創建の由緒は不詳ながら、古くから清浄なる霊地として信仰されてきたそうです。 戦国時代の康正2年 (1456)、深谷上杉氏が深谷城 (地図リンク) を築いて以後、城の裏鬼門の守護神として代々崇敬。 江戸時代に入ると、中山道の深谷宿を構成する、仲町・本町・西島の鎮守として崇敬。 そして現在も、市民の方々の心身を潤す霊地として在り続けています。

     ケヤキの木々に包まれた瀧宮神社。 本殿の隣に建つ、演舞殿の手前に根差すものが最大とみえます。 巨木としては、まだ若者の瑞々しい立姿。 背後の厳かな社殿と重なる様が決まっています。

    cm-瀧宮神社-01 【01】深谷駅前にある参道入口。
    cm-瀧宮神社-02 【02】小川 (名称不明) に架かる参道石橋。
    cm-瀧宮神社-03 【03】境内の清水が集まる明神池。
    cm-瀧宮神社-04 【04】二之鳥居の手前。

    巨木と雑記.深谷駅

     瀧宮神社の正面にて、目を引く建物の深谷駅。 外観は東京駅 (丸の内口駅舎) を模したもので、平成8年 (1996) にリニューアル。 かつて深谷市には、明治時代に渋沢栄一の主導により設立された、 大規模な煉瓦工場 (日本煉瓦製造株式会社) がありました。 その深谷の煉瓦が、日比谷の官庁群や東京駅など重要な建築に使われ、近代化の礎となる。 この偉業にあやかり、東京駅を模したそうです。

    cm-深谷駅-01 【01】南口からの外観。煉瓦造りの宮殿風な感じ。
    cm-深谷駅-02 【02】北口から。 手前に深谷市のマスコットキャラ「ふっかちゃん」の像が回転している。 (撮影日は2024年11月)
    cm-深谷駅-03 【03】北口駐車場に面した解説板。 日本煉瓦製造の工場と深谷駅は、専用鉄道で繋がっていたことを説明している。 (撮影日は2024年11月)


     なお、深谷市の煉瓦の産業遺産、日本煉瓦製造の煉瓦窯 (ホフマン輪窯) などの旧施設、 専用鉄道跡についての詳細は、旅日記 [7] をご覧ください。

    巨木と雑記.保線機械 (閑話)

     当日、深谷駅に見慣れない車輛が入っていました。 明らかに工事用な外観の車輛。 ディーゼル機関らしく、電車とは異なる重低音を響かせている。 調べてみると、マルチプルタイタンパー [5] という保線機械の一種でした。 この車輛は東鉄工業が所有するプラッサー&トイラー社製のもの。 マルチプルタイタンパーの機能は、レールの歪みの調整。 枕木が沈降して歪んでいる箇所で、 レールを僅かに持ち上げ、枕木の下に隙間作り、突き固めて砕石を入れ、 高さを調整。また左右の歪みも直せるそうです。 各鉄道幹線の安全運行には、こういった保線機械が影ながら活躍しているのでした。

    cm-深谷駅-01 【01】深谷駅の3番線ホームの複線に、東鉄工業が所有するマルチプルタイタンパー (MTT)。 プラッサー&トイラー社製。
    cm-深谷駅-02 【02】製造社「Plasser & Theurer」の名前があるカバーの内側に、 レール調整の機構がある。 レールを持ち上げたり、土砂を着き固めたり、砕石を投入したりと。