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天満天神宮の千本カツラ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 天満天神宮の千本カツラ (現地標識) |
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樹種 | カツラ (桂) | |||
幹周 | 9.10m [1], 9.50m (実測) | |||
樹高 | 20.0m [1] | |||
推定樹齢 | 300年以上 [1] | |||
特徴 | 主幹部の残る株立ち | |||
保護指定 | 不明 | |||
所在地 | 埼玉県秩父郡皆野町金沢 | |||
所在施設 | 天満天神宮 | |||
撮影日・状態 | 2022.12.04 : 主幹上部の欠損、根本に空洞、元気な側幹が多く予想よりも樹勢は衰えていない様子 | |||
アクセス | ||||
車 | 関越道・花園ICから約22km | |||
電車 | 秩父鉄道・野上駅から約7km | |||
参考情報 | ■外部ウェブサイト [1] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [2] 国神の大イチョウ :皆野町、墳墓の上に根差しているというイチョウ [3] 明ヶ指の大カツラ :秩父市の荒川区、安谷川の清流に根差す美しいカツラ (幹周11m) [4] 西沢の大カツラ :秩父市の大滝区、中津峡の奥地に潜む野性味あふれるカツラ (幹周13.4m) |
巨木と雑記
皆野町の北西に位置する金沢地区。 山間部が占めるところで、大きな採石場 (株式会社上武) があります。 ここでは砂岩を採掘し、細かく砕いて出荷。 主にコンクリートの原料となっているそうです。 大量の砕石を満載したトラックとすれ違いながら、採石場の間を通る道を抜けていく。 そして数軒の集落を過ぎた先、道路沿いにカツラの巨木が現れます。 天満天神宮の門前にそびえ立つ御神木。 山の沢や湧水地など、水気の富むところに根差すカツラの巨木。 この天神様の御神木は、山間部とはいえ水気の感じられない道路沿い。 それでも地形的には、谷間の入口付近にある少し平坦なところ。 道路を挟んで東側には小山川が流れている。 意外と地下水が集まってくるのかもしれません。 このカツラの姿について。 「千本カツラ」という名前のとおり株立ち。 しかし側幹の数はさほど多くない。 中央には損傷が進んでいるものの、まだ太い主幹が残っています。 芯のある立姿で予想よりも量感が強い。 特に根本が隆起肥大している、北側から見仰ぐ背中が逞しいものです。 根本が道路造成で削られたことが惜しく、樹勢は衰退してきている。 それでも今なお、見事な姿を示している大カツラです。
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