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    明ヶ指の大カツラ

    巨木の写真

    撮影日:2017.04.07 【01】早春、花開く前の大カツラ、静かに蓄えたエネルギーの開放を待つ 明ヶ指の大カツラ-01
    【02】 明ヶ指の大カツラ-02
    【03】 明ヶ指の大カツラ-03
    【04】 明ヶ指の大カツラ-04
    【05】 明ヶ指の大カツラ-05
    【06】 明ヶ指の大カツラ-06
    【07】 明ヶ指の大カツラ-07
    【08】 明ヶ指の大カツラ-08
    【09】 明ヶ指の大カツラ-09
    【10】 明ヶ指の大カツラ-10
    【11】 明ヶ指の大カツラ-11
    【12】 明ヶ指の大カツラ-12
    【13】 明ヶ指の大カツラ-13
    撮影日:2014.08.12 【01】雨上がりの大カツラ、清らかな水・土・緑、命の息吹が香りたつ 明ヶ指の大カツラ-01
    【02】 明ヶ指の大カツラ-02
    【03】 明ヶ指の大カツラ-03
    【04】 明ヶ指の大カツラ-04
    【05】 明ヶ指の大カツラ-05

    巨木の基本情報

    巨木の名前 明ヶ指の大カツラ [3]
    樹種 カツラ (桂)
    幹周 11.0m [2][3]
    樹高 30.0m [2][3]
    推定樹齢 450年 [3]
    特徴 川岸に広がる根、概ね3本の幹が主体の株立
    保護指定 不明
    所在地 埼玉県秩父市荒川上田野
    所在施設 安谷川の上流の山中
    撮影日・状態 2017.04.07 : 樹容に目立つ変化なし、4月上旬では蕾は固いまま
    2014.08.12 : 主幹を失い側幹で更新した様子、樹勢は良い、川前の正面 (北) と背後で大きく印象が変わる
    アクセス
    関越道・花園ICから約40km (昌福寺近くの林道入口、そば処・和味まで)
    電車 秩父鉄道・武州日野駅から約3km
    参考情報 ■現地資料
     [1] 明ヶ指のたまご水   :現地の解説板、写真無し
     [2] 県内最大のカツラの木 :現地の標柱、内容は下記雑記の写真04を参照
    ■外部ウェブサイト
     [3] ジオパーク秩父    :当巨木、明ヶ指のたまご水、安谷川のマンガン採掘跡などの情報あり
     [4] そば処和味      :安谷川の下流左岸にあるお店、ここからのアクセスルートがある
     [5] 巨樹巨木林データベース:当巨木は未登録 (2017年時点)
    ■少遠景の記録
     [6] 巨木・清雲寺のサクラ :秩父市内、枝垂れ桜の大木が複数、秩父随一の桜の名所
     [7] 巨木・西沢の大カツラ :秩父市内、中津峡の奥地に潜む県内最大のカツラ、登山に準じた装備が必要
     [8] 旅日記・寺巨木ダム  :秩父市内、近くにある長泉院と浦山ダムを紹介

    巨木と雑記.渓流の貴婦人たる巨樹

     武州日野駅から東、真上を秩父鉄道と国道140号線が通った先で、荒川へと合流する安谷川。 その上流は清らかな渓谷となっていて、明ヶ指 (みょうがさす) と呼ばれるところがあります。 ここには、たまご水 [1][3] と呼ばれる硫黄分を含んだ冷泉が湧くところ。 昔は湯治場として栄え、大勢の人々が養生に訪れたそうです。 現在、たまご水の一部は安谷川沿いに湧くものが公開。 アルカリ泉で硫化水素の臭いがして、底には白い沈殿物 (湯の花)。 そこから約50mほど上流には、見事な大カツラが根差しています。

     明ヶ指の大カツラ。まるで山神が宿る神殿のような佇まい。 この渓流に厳かな空間をつくっている、美しい姿の大カツラです。 現地標柱 [1] には「県内最大のカツラの木」との銘がある。 実際には中津峡の奥地に潜む、西沢の大カツラ [7] の方が少し太いようです。 それでも樹勢の良さと、格調の高さでならこちらが優っているように見える。 一方、野性味と秘境らしい景観、山の自然の醍醐味は、あちらでしょう。 渓流の貴婦人と、深山の益荒男。 両巨頭、埼玉の素晴らしい宝物です。

    巨木と雑記.周囲の見どころ

     明ヶ指のたまご水と大カツラへのアクセスは、手前まで車で行くこともできます。 安谷川右岸に沿う林道を通行して。 しかし、未舗装の狭い林道は通行が少々不安。そして道中の景色は特に面白くない。 お勧めは安谷川の左岸、蕎麦のお店である和味 [4] からのアクセス。駐車場の利用についてはお店と交渉してください。 和味から安谷川に下り、木橋を渡って林道へ至るルートがあります。 木橋周辺の渓流の雰囲気はよく、近くにはマンガンの採掘跡 [3] とされる洞窟もある。少し歩くことになりますがお勧めです。 なお私が訪れた時は、自転車にて林道を経由。 後で木橋まで下って立ち寄りました。 再訪するときは、和味で食事をしたいと考えています。

    cm-明ヶ指のたまご水-01 【01】明ヶ指のたまご水。湧水が地面に埋めたドラム缶に引かれている。 少し青みを帯びた色合い。底には湯の花らしきもの。 (※飲むのは危険)
    【02】 cm-明ヶ指のたまご水-02
    【03】 cm-明ヶ指のたまご水-03
    【04】 cm-明ヶ指の大カツラ-04
    【05】 cm-安谷川の上流-05
    【06】 cm-安谷川の木橋-06
    【07】 cm-安谷川の木橋-07
    【08】 cm-安谷川マンガン採掘跡-08
    【09】 cm-安谷川マンガン採掘跡-09