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巨木・お寺・ダム ~巨木巡りの後も続く興奮~ (2014/08)
巨木・明ヶ指のカツラへ
今回の旅は車で現地(埼玉県秩父市荒川)まで車で移動し、そこから車に積んできた自転車で巨木・お寺・ダムの3つを順番に巡りました。
荒川の水源地帯となる山に囲まれた段丘地帯の上、民家や畑や寺社の点在する風景の中をゆっくりと進んでゆきます。
車は巨木の後に訪れるお寺、秩父札所二十九番の長泉院の駐車場を利用させていただきました。
移動したルートは以下の地図を参照ください。総移動距離は約12.6km(往路含む)です。
徒歩では面倒ですね。車か自転車での移動が望ましいです。
明ヶ指のカツラ(「みょうがさす」と読む、以降・大カツラ)は、荒川の支流、安谷川の上流にある渓谷に立っていて、そこまで行くには、
未舗装の細い林道を通らなければなりません。林道は地図上の「道分岐②」の地点から「秩父温泉郷やすらぎの里」まで続きます。
林道は普通車でも通行できますが、一台分がやっと通れる広さが殆どです。
また、落石の注意と、所々が安谷川への斜面に切れ落ちているで路肩からはみ出さないように注意が必要です。
車で通れそうなのが「秩父温泉郷やすらぎの里」までで、周辺に駐車場などはく路肩駐車です。
そこから、右に曲がって安谷川の川辺に下りれば、鉱泉の湧く「たまご水」があり、そこから川辺を上流に50mほど進めば、
素晴らしい大カツラとの対面です。
【 自転車で移動したルートの地図 】
お寺 秩父三十四札所二十九番・長泉院
長泉院は秩父三十四観音霊場ひとつで、二十九番の秩父札所です。
入口にある枝垂桜の大木が見事で、境内の庭木や枯山水が綺麗に管理されています。
三十四ある秩父札所のお寺は、どこも境内が整然と手入れが行き届き、それぞれ個性ある魅力がありますが、
この長泉院の庭園は、札所中で屈指の美しさでしょう。
立派な本堂の中には、御本尊の聖観世音菩薩像や、性空上人(秩父札所開創の十三権者の一人)が納めた円形の石札や、
葛飾北斎の作の桜の絵の額が安置されています。
私が長泉院に訪れるのはこれで、2度目。1度目は秩父札所の巡礼中に訪れました。
(
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)
あの時の巡礼中(2011年9月)は、時間に余裕がなくて、足早に去ってしまいましたが、
今回は、境内の庭木や、本堂をゆっくりと鑑賞することができました。
なお、2014年は12年に一度の秩父札所の御本尊の御開帳の年です。
観音様の眷属の馬にちなみ、午(ウマ)歳に、秘仏の扉を開くとされます。
札所の午歳総開帳は、今年の11月18日まで。できれば時間をつくり、もう一度、巡礼がしたいものです。
ダム 浦山ダム
最後にダムに向いました。 浦山ダムは荒川水系の洪水調節と、首都圏の水需要増大に応えるために建設された、国内最大級の重力式コンクリートダムです。 堤高は156mの高さがあり、県道140号からこのダムの威容が見えますが、ダム下部まで近づいて見上げれば大迫力です。 ダム下部とダム上部の天端は、エレベータを利用して昇降することが可能です。 広大なダム湖は、秩父さくら湖と呼ばれ、春は湖畔に並ぶ桜の花が見事だそうです。
終わりに
以上、巨木・お寺・ダムでした。 総移動距離は、約12.6km、滞在時間は2時間30分ほどです。 浦山ダムの天端に着く頃は雨が強くなり、あまりゆっくりせずに車に戻りました。 雨が降らなければ、もっと周辺に寄ってみたかったものです(ダム湖一周や、秩父札所28番など)。 巨木で大自然に触れて元気をもらい、秩父札所で仏教文化や信仰に触れて心穏やかになり、 ダムで偉業の土木建築に触れて興奮する、そんな道程でした。
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