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    徳星寺の大カヤ

    巨木の写真

    撮影日:2017.11.06 【01】スカートのように隆起した根本が特徴の大カヤ 徳星寺の大カヤ-01
    【02】 徳星寺の大カヤ-02
    【03】 徳星寺の大カヤ-03
    【04】 徳星寺の大カヤ-04
    【05】 徳星寺の大カヤ-05
    【06】 徳星寺の大カヤ-06
    【07】 徳星寺の大カヤ-07
    【08】 徳星寺の大カヤ-08
    【09】 徳星寺の大カヤ-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 徳星寺の大カヤ [1]
    樹種 カヤ(榧)
    幹周 5.5m [1], 5.3m [4]
    樹高 21.8.m [1], 21.0m [4]
    推定樹齢 700~800年 [5]
    特徴 円錐状にまとまり隆起した根本
    保護指定 埼玉県指定天然記念物
    所在地 埼玉県上尾市大字畔吉
    所在施設 徳星寺
    撮影日・状態 2017.11.06 : 樹幹は少し周囲の樹木に圧迫されている、空洞はあるが樹勢は良い
    アクセス
    圏央道・桶川北本ICから約5㎞
    電車 JR上尾駅から約6㎞
    バス 最寄りバス停は畔吉、東武バスの路線、上尾駅西口~西上尾車庫(尾11・12)
    参考情報 ■現地解説版
     [1] 徳星寺の大カヤ及び暖帯林 :内容は上記の巨木の写真09を参照
     [2] 徳星寺(由緒)      :内容は下記の雑記の写真03を参照
     [3] 家康朱印状等古文書    :内容は下記の雑記の写真04を参照
    ■外部ウェブサイト
     [4] 巨樹巨木林データベース  :当巨木の登録あり(2000年度の調査記録)
     [5] 徳星寺ホームページ    :当巨木の情報あり
    ■少遠景の記録
     [5] 八枝神社のケヤキとムクノキ:上尾市内、ケヤキ3本、ムクノキ3本あり

    巨木と雑記.徳星寺

     徳星寺は上尾市の西部、荒川沿いにある天台宗の寺院。 上尾市を代表する古刹で、東高野山遍明院と号します。 寺伝では弘仁年間(810~824)に弘法大師の開基とされ、元の宗旨は真言宗であった。 永禄6年(1563年)に伊奈町にある法光寺と宗旨を交換し、 天台宗に改宗したそうです(法光寺は真言宗に)。 寺宝には中世から江戸時代に栄えていたことを示す、寺領安堵の朱印状が複数。 特に古いものは、徳川家康と二代秀忠の朱印状。 そして岩付城主の太田氏房(北条氏政の四男)が天正17(1589)に発行したものは、 市内で現存する最古の文書とされるそうです。 [2][5]

     本堂の東に接する塚のような小丘には、大カヤを中心に林叢が茂っています。 ここは「大カヤ及び暖帯林」として県の天然記念物に指定。 カヤ、ケヤキ、カシ類、シキミ、シロダモなどから成る自然林が残されています。 以下、境内の様子です。 [1][5]

    cm-徳星寺-01 【01】山門前の境内入り口。市内でも緑の濃い場所のひとつ。
    【02】 cm-徳星寺-02
    【03】 cm-徳星寺-03
    【04】 cm-徳星寺-04
    【05】 cm-徳星寺-05
    【06】 cm-徳星寺-06
    【07】 cm-徳星寺-07
    【08】 cm-徳星寺-08
    【09】 cm-徳星寺-09

    巨木と雑記.大カヤ

     天然記念物に指定されている寺叢の主である大カヤ。 今は周囲の木々に包まれ、その姿は遠くからは目立ちません。 根本に近づけば山中の巨木に出会うような趣が感じられます。 この大カヤの際立つ特徴は根本。 円錐形の塊にまとまっていて、まるでスカートを履いているかのように見える。 傾斜地の立地だからこそ、このように隆起した根が発達したのか。 滑らかな表面と柔らかな曲線が艶めかしい。 空洞があるものの、予想以上に美しい立ち姿の大カヤでした。