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金村別雷神社のムクノキ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 金村別雷神社のムクノキ (仮) |
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樹種 | ムクノキ (椋) | |||
幹周 | 5.60m [2], 6.55m (実測) | |||
樹高 | 23.0m [2] | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 幹の傾き、空洞、エノキ若木と共生 | |||
保護指定 | 不明 | |||
所在地 | 茨城県つくば市上郷 | |||
所在施設 | 金村別雷神社 | |||
撮影日・状態 | 2022.12.09 : 大きな空洞を抱えているが、東側の樹容は力強く、さほど樹勢は衰えていないか | |||
アクセス | ||||
車 | 常磐道・谷和原ICから約15km、圏央道・常総ICから約4km | |||
電車 | 関鉄常総線・三妻駅から約3km | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 金村別雷神社の由緒 :内容は下記の写真05を参照 ■外部ウェブサイト [2] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [3] 筑波山神社の社叢 :つくば市、御神木の他のスギやスダジイなど多数 [4] 筑波山の巨木たち :つくば市、山中の巨木群、スギの他にブナ、シラカシ、モミなど |
巨木と雑記.県内最大級のムクノキ
つくば市の南西部、小貝川の左岸に接した上郷地区。 当地の鎮守が平安時代の創建と伝わる金村別雷神社です。 社叢にはムクノキの大木がたくさん。 最大となるのは一之鳥居からすぐ先、一本のケヤキと並び立つムクノキです。 樹容は中々に個性的。 やや傾斜した幹、ずんぐりした根本と空洞。 南側の根本にはエノキの若木を生やしている。 そして隣のケヤキと揃って、手を挙げて参拝者を出迎えている。 位置によっては小躍りしているようにも見える、なんだか陽気なムクノキでした。 幹周は約6.6mの実測値、予想以上に太くて驚きました。 西側は大きな空洞が開いているので、これほど太い印象は無かった。 県内最大級のムクノキかも。 ちなみに巨樹巨木林DB [2] では、 樹種が「エノキ」として登録されているようです。 樹皮の質感が違うし、葉と実から樹種はムクノキで間違いないと考えます (上記巨木の写真12-13を参照)。
おわりに神社由緒について [1]。 当地は平安時代から戦国時代にかけて、桓武天皇の孫とされる豊田氏の所領であった。 承平元年 (931)、豊田氏により西京賀茂別雷大神より勧請。 その後、豊田将基が源頼義・義家父子の副将となり、 康平5年 (1062)、衣川の戦いにて武功を挙げる。 神竜の旗印を掲げ奮戦したことから、 冷泉帝より「つくみ竜」紋の神旗を賜り、これが社宝となっているという。 本殿は宝永5年 (1708) の建造とされる古建築。 拝殿・神楽殿・回廊は、明治12年 (1879) の再建。市指定文化財。
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