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    東漸寺のイチョウとクスノキ

    巨木の写真

    東漸寺のイチョウ (2024.09.07 / 2016.03.05) 【01】観音堂の真正面に根差す御神木、通称は目隠しイチョウ 東漸寺のイチョウ-01
    【02】 東漸寺のイチョウ-02
    【03】 東漸寺のイチョウ-03
    【04】 東漸寺のイチョウ-04
    【05】 東漸寺のイチョウ-05
    【06】 東漸寺のイチョウ-06
    【07】 東漸寺のイチョウ-07
    【08】 東漸寺のイチョウ-08
    【09】 東漸寺のイチョウ-09
    【10】 東漸寺のイチョウ-10
    【11】 東漸寺のイチョウ-11
    【12】 東漸寺のイチョウ-12
    【13】 東漸寺のイチョウ-13
    東漸寺のクスノキ (2024.09.07 / 2016.03.05) 【01】観音堂の傍らに根差す県内最大のクスノキ 東漸寺のクスノキ-01
    【02】 東漸寺のクスノキ-02
    【03】 東漸寺のクスノキ-03
    【04】 東漸寺のクスノキ-04
    【05】 東漸寺のクスノキ-05
    【06】 東漸寺のクスノキ-06
    【07】 東漸寺のクスノキ-07
    【08】 東漸寺のクスノキ-08
    【09】 東漸寺のクスノキ-09
    【10】 東漸寺のクスノキ-10
    【11】 東漸寺のクスノキ-11
    【12】 東漸寺のクスノキ-12
    【13】 東漸寺のクスノキ-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 東漸寺のイチョウ、クスノキ (仮)
    幹周 イチョウ:6.20m [3]
    クスノキ:7.00m [3], 7.76m (実測)
    樹高 イチョウ:19.0m [3]
    クスノキ:20.0m [3]
    推定樹齢 不明
    保護指定 両木ともに取手市保存樹木
    所在地 茨城県取手市本郷3丁目
    所在施設 東漸寺 (興隆山寿量院)
    撮影日・状態 2024.09.07 : クスノキは樹容に目立つ変化なし、イチョウは緑の樹冠を茂らせ背後の観音堂が隠れる
    2016.03.05 : 両木ともに根本に空洞、樹勢は良さそうに見える
    アクセス
    常磐道・谷和原ICから約12km、谷田部ICから約16km
    電車 取手駅 (JR常磐線・関鉄常総線) から約3km、寺原駅または西取手駅から約1km
    参考情報 ■現地資料
     [1] 解説板・東漸寺の文化財:内容は下記雑記の写真04-05を参照
    ■外部ウェブサイト
     [2] 取手市ホームページ  :東漸寺の情報を参考
     [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [4] 高源寺の地蔵ケヤキ  :取手市、県内最古級の老樹、洞に地蔵が安置
     [5] 龍禅寺のイヌマキ   :取手市、国指定重要文化財の三仏堂の隣に根差す

    巨木と雑記

     取手市街地の北端あたりに座す古刹が、天正2年 (1574) 創建の東漸寺 [1] 。立派な山門と観音堂は江戸時代の初期、 寛文7年 (1667) と元禄3年 (1690) に建立された古建築。 ともに県の重要文化財に指定されています。 東漸寺の伽藍では巨木も素晴らしい。 山門の背後には、市内最大となる風格あるイチョウ。 そして観音堂の左隣には、県内最大となる凛々しいクスノキがそびえ立つ。 稀有な寺社建築と巨木が一堂に会し、重なり合う光景はじつに感動的です。

     東漸寺のイチョウには珍しい特徴があります。 それは根差す位置が、御堂の真正面であること。 ここでは観音堂です。 普通なら参道を塞ぐような、御堂が隠れてしまうような、 そんな位置には植えないでしょう。 これは意図したことらしい。伝承 [2] によると昔、山門前を騎乗して通る者は、 観音堂本尊の馬頭観音の怒りを受け、落馬したという。 このため、往来が観音様に見えないよう、真正面にイチョウを植えた。 これが「目隠し銀杏」と呼ばれる由縁です。

    cm-東漸寺-01 【01】馬頭観音を祀る東漸寺の観音堂。元禄3年 (1690) の建立。傍らにクスノキがそびえ立つ。
    【02】 cm-東漸寺-02
    【03】 cm-東漸寺-03
    【04】 cm-東漸寺-04
    【05】 cm-東漸寺-05