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東漸寺のイチョウとクスノキ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 東漸寺のイチョウ、クスノキ (仮) |
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幹周 | イチョウ:6.20m [3] クスノキ:7.00m [3], 7.76m (実測) | |||
樹高 | イチョウ:19.0m [3] クスノキ:20.0m [3] | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
保護指定 | 両木ともに取手市保存樹木 | |||
所在地 | 茨城県取手市本郷3丁目 | |||
所在施設 | 東漸寺 (興隆山寿量院) | |||
撮影日・状態 | 2024.09.07 : クスノキは樹容に目立つ変化なし、イチョウは緑の樹冠を茂らせ背後の観音堂が隠れる 2016.03.05 : 両木ともに根本に空洞、樹勢は良さそうに見える | |||
アクセス | ||||
車 | 常磐道・谷和原ICから約12km、谷田部ICから約16km | |||
電車 | 取手駅 (JR常磐線・関鉄常総線) から約3km、寺原駅または西取手駅から約1km | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 解説板・東漸寺の文化財:内容は下記雑記の写真04-05を参照 ■外部ウェブサイト [2] 取手市ホームページ :東漸寺の情報を参考 [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [4] 高源寺の地蔵ケヤキ :取手市、県内最古級の老樹、洞に地蔵が安置 [5] 龍禅寺のイヌマキ :取手市、国指定重要文化財の三仏堂の隣に根差す |
巨木と雑記
取手市街地の北端あたりに座す古刹が、天正2年 (1574) 創建の東漸寺 [1] 。立派な山門と観音堂は江戸時代の初期、 寛文7年 (1667) と元禄3年 (1690) に建立された古建築。 ともに県の重要文化財に指定されています。 東漸寺の伽藍では巨木も素晴らしい。 山門の背後には、市内最大となる風格あるイチョウ。 そして観音堂の左隣には、県内最大となる凛々しいクスノキがそびえ立つ。 稀有な寺社建築と巨木が一堂に会し、重なり合う光景はじつに感動的です。 東漸寺のイチョウには珍しい特徴があります。 それは根差す位置が、御堂の真正面であること。 ここでは観音堂です。 普通なら参道を塞ぐような、御堂が隠れてしまうような、 そんな位置には植えないでしょう。 これは意図したことらしい。伝承 [2] によると昔、山門前を騎乗して通る者は、 観音堂本尊の馬頭観音の怒りを受け、落馬したという。 このため、往来が観音様に見えないよう、真正面にイチョウを植えた。 これが「目隠し銀杏」と呼ばれる由縁です。
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