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    椎尾山薬王院のスダジイ樹叢

    巨木の写真

    薬王院のスダジイ・仁王門前の個体(2017.01.27) 【01】仁王門の前に立つ境内の最大のスダジイはお寺のシンボル 薬王院のスダジイ01
    【02】 薬王院のスダジイ02
    【03】 薬王院のスダジイ03
    【04】 薬王院のスダジイ04
    【05】 薬王院のスダジイ05
    【06】 薬王院のスダジイ06
    【07】 薬王院のスダジイ07
    【08】 薬王院のスダジイ08
    【09】 薬王院のスダジイ09
    薬王院のスダジイ・三重塔横の個体(2017.01.27) 【01】三重塔の隣に立つ御神木の大シイ.仁王門の前に立つ大シイ共にお寺のシンボル. 薬王院のスダジイ01
    【02】 薬王院のスダジイ02
    【03】 薬王院のスダジイ03
    【04】 薬王院のスダジイ04
    【05】 薬王院のスダジイ05
    【06】 薬王院のスダジイ06
    【07】 薬王院のスダジイ07
    【08】 薬王院のスダジイ08
    【09】 薬王院のスダジイ09
    薬王院の境内の様子(2017.01.27) 【01】境内の入口に立つ立派な仁王門.元禄元年(1688)に建立. 薬王院の境内01
    【02】仁王門 薬王院の境内02
    【03】石段 薬王院の境内03
    【04】石段 薬王院の境内04
    【05】石段 薬王院の境内05
    【06】林道沿いの斜面 薬王院の境内06
    【07】本堂 薬王院の境内07
    【08】池 薬王院の境内08
    【09】三重塔 薬王院の境内09
    【10】大シイ 薬王院の境内10
    【11】阿弥陀堂 薬王院の境内11
    【12】大シイ 薬王院の境内12
    【13】大シイ 薬王院の境内13

    巨木の詳細情報

    巨木の名前 椎尾山薬王院のスダジイ樹叢 樹種 スダジイ(すだ椎)
    幹周/樹高 A木(5.6m / 11m)B木(5.02m / 18m) 推定樹齢 500年
    保護指定 茨城県指定天然記念物 所在地 茨城県桜川市真壁町椎尾(薬王院)
    撮影日/天候
    (状態)
    2017.01.27 / 曇 : A木は仁王門の前、B木は三重塔の隣、境内で最大の2本.樹勢は良い.
    アクセス
    桜川筑西IC(北関東自動車道)  :距離17.2km
    土浦北IC(常磐自動車道)    :距離22.7km
    つくば中央IC(中央連絡自動車道):距離25km
    電車 岩瀬駅(JR水戸線):タクシー利用、距離約18km
    下妻駅(JR水戸線):タクシー利用、距離約16km
    バス 筑波山口(つくバス) :筑波駅前のバスターミナルから、つくバスの北部シャトルに乗車.
                薬王院まで約7km.タクシーか以下の市営バスを利用する.
    旧酒寄駅跡(市営バス):筑波山口から県道41号を北上する桜川市の市営バスに乗車.
    備考 薬王院の最寄バス停は旧酒寄駅跡。薬王院まで徒歩2km。このバス停を結ぶ市営バスの路線は、 2017年10月からの運行が未定らしいので、利用する場合は市のHPなど要確認。
    近辺の観光 桜川市観光協会       :桜川市の公式観光案内のサイト.桜、登山、寺社、桜川市は見所が多い.
    つくし湖          :景色の良い人造湖.湖面に逆さ筑波.湖畔に物産と蕎麦処の「つくし亭」
    雨引観音          :筑波連山の北、雨引山の中腹に位置する坂東33観音霊場の24番札所.
    小山寺・富谷観音      :薬王院と同じく県内に3基しかない三重塔を擁する古刹.
    磯部桜川公園        :ヤマザクラが植樹された丘の公園.国指定天然記念物「桜川のサクラ」
    高峯のヤマザクラ      :市の北部、高峯山に多く自生するヤマザクラの眺めが良い地点.
    筑波山神社         :筑波山を御神体とする筑波山神社の公式サイト.
    少遠景・筑波山の登山記録  :筑波山の登山記録.筑波山神社から表登山道と白雲橋コースによる周回.
    たびねす・筑波山の巨木巡り :筑波山神社と山中で、特に見応えある巨木を5本紹介する.
    近辺の巨木 八柱神社のケヤキ

    巨木の地図

    巨木と雑記

     筑波山の西山麓にある小峰、桜川市の南東に位置する標高約256mの椎尾山。 この山の中腹に天台宗の古刹、椎尾山薬王院があります。 境内は古くからの霊場に相応しい荘厳な景観。 県内でも貴重な三重塔をはじめとする立派な堂塔を、椎の巨木たちが包んでいます。 そして、境内の東には、筑波山の山頂へ通じる登山道の登山口もある。 寺社や巨木を巡る人や登山者にとって、とても魅力的な寺院です。

     薬王院の境内と、椎尾山の斜面を覆う、椎を中心とした約2.6ヘクタールの自然林は、 「椎尾山薬王院のスダジイ樹叢」と呼ばれる天然記念物。 この樹叢の中で、直径30cmを超えるものは100本以上、 更に樹齢300~500年の巨木は10数本も生育しているそうです。 動植物の植生が豊かで、大木が多く、椎の群生地の北限地に近いということから、 非常に貴重な樹叢とされています。

     境内の大シイで、樹齢300年を超えるとされる10数本の巨木。 まずは、境内で最大の2本、仁王門の前に立つ個体と、三重塔の隣に立つ御神木。 他は、仁王門から本堂へ続く石段の脇に立つ数本。 境内の南東、林道沿いの斜面に立つ数本。 三重塔の北側に立つ1本。 そして阿弥陀堂の周囲に立つ数本。 境内を巡ってみて、これらが該当するものと思われました。
     仁王門の前に立つ大シイが、境内で最大の幹周とされる個体らしい。 中腹に空洞があるが、樹勢はよく、捩れて伸び上がった幹と、大きく隆起した根本に迫力があります。 そして、立派な仁王門を背景とした姿が眺められるのも、大きな魅力。
     仁王門の大シイに次ぐ幹周ものが、三重塔の隣に立つ個体。 注連縄が巻かれていることから、御神木とされている様子。 ほぼ直幹の捩れ上がった幹は迫力があり、また御神木たるに相応しい、境内で最も威厳を感じる立姿でした。 離れて本堂の前から眺めれば、三重塔と重ねて眺められるのも魅力。 仁王門前の大シイとともに、薬王院を象徴する巨木です。

     薬王院の由緒や歴史などについて少し。 薬王院は延暦元年(782)に最仙上人によって開山された天台宗の古刹。 上人は、天台宗の開祖である伝教大師最澄の弟子であったと云われます。 上人は近郊(現在の筑西市)の出身者であり、県内には多くの上人が開かれた寺院が残っています。 私が巨木巡りで訪れた、行方市の西蓮寺もその1つ( 西蓮寺の大イチョウ)。
     境内の主な堂塔は、桜川市指定文化財の仁王門と本堂、 県指定文化財の三重塔、境内の西側にある阿弥陀堂です。 仁王門は元禄元年(1688)の建立。 風格ある姿と、奥に続く椎の大木に包まれた石段の景観が素晴らしい。 本堂は数回の火災を経て延宝8年(1680)に再建されたもの。 ご本尊の薬師如来坐像は鎌倉時代の作とされる県指定の文化財。 堂内には内壁に彫刻や彩色画が施され、特に龍の天井画が大迫力でした。 面白いものでは巨大な眼鏡。両目の輪を潜ると眼病平癒のご利益があるとか。 三重塔は宝永元年(1704)に建立されたもので、 県内に3基のみ存在する貴重な三重塔の1つ。 外壁や尾垂木には精巧な彫刻が施され、全体的に端正で美しく、格調高い姿に感銘を受けました。

     最後に登山について。 当日、薬王院へ訪れた目的は、境内の堂塔と巨木の見学の他に、筑波山への登山がありました。 古くから薬王院に存在していたという、椎尾山から筑波山を目指す山岳修行の道。 椎尾山口・筑波山頂参拝道、通称・薬王院コース。 登山口は境内の東側にあり、男体山の自然研究路に合流して御幸ヶ原につくまで約3km。 私の移動時間は1時間30分ほどでした。そこから男体山と女体山を往復して大展望を堪能。 御幸ヶ原から薬王院までの下山は1時間ほどでした。 始終が樹林帯で展望のない地味な登山道ですが、訪れる人の少ない静かな山行を楽しめます。 なお、薬王院の境内の見学は、下山後の楽しみとして残しおくと、 下山中のモチベーションが下がらないのでお勧めです。