巨木TOP / 茨城 / 下馬場鹿島神社のケヤキとスギ
下馬場鹿島神社のケヤキとスギ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木名称 | 下馬場鹿島神社のケヤキ / スギ (仮) |
|
||
---|---|---|---|---|
幹周 |
ケヤキ:11.6m [2][4], 8.80m [5], 7.80m (実) スギ :5.40m [3][4][5] |
|||
樹高 |
ケヤキ:15.0m [2][4], 24.0m [5] スギ :40.0m [3][4], 41.0m [5] |
|||
推定樹齢 |
ケヤキ:500年 [2][4] スギ :800年 [3][4] |
|||
保護指定 | 小美玉市指定天然記念物 | |||
所在地 | 茨城県小美玉市下馬場 | |||
所在施設 | 鹿島神社 | |||
日付状態 | 2022.11.20 : スギは樹勢良好 / ケヤキは頭頂部欠損、東側の樹皮を殆ど枯損、落雷か炭化部分あり | |||
アクセス | ||||
車 | 常磐道・千代田石岡ICから約13km | |||
電車 | JR常磐線・石岡駅から約9km、高浜駅から約8km | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 鹿島神社の由緒 :内容は下記雑記の写真02を参照 [2] 鹿島神社のケヤキ :内容は上記巨木の写真13を参照 [3] 鹿島神社の大杉 :内容は下記雑記の写真06を参照 ■外部ウェブサイト [4] 小美玉市公式サイト :当巨木の情報あり [5] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2002年度と1988年度の調査記録) ■少遠景の記録 [6] 素鵞神社のケヤキ :小美玉市、小川城跡に鎮座、ケンポナシの大木もある [7] 中延側高神社のケヤキ :小美玉市、境内にはケヤキの巨木が複数 |
巨木と雑記.根張り逞しい市内最大の巨木
茨城県の中央に位置する小美玉市。 航空自衛隊の百里飛行場と繋がっている、茨城空港を有する県の空の玄関口です。 ちなみに茨城県はレンコンの生産量が日本一で、霞ヶ浦周辺が主な産地。 小美玉市の南部、霞ヶ浦へ注ぐ園部川沿いにも、大規模なレンコン畑が広がっています。 この園部川河口から、左岸の段丘上にある下馬場地区。 当地に鎮座する鹿島神社は、1000年以上前に本宮から勧請されたという古社。 そして御神木は、市内最大とみられる大ケヤキです。 下馬場鹿島神社。 本殿の右側にはスギの御神木がそびえ立つ。 真っ直ぐで整った樹容をしています。 それよりも目を引くのは、参道沿いに巨大な根を張らしている大ケヤキ。 約17m近くもあるという根周りは凄まじい。 脈動するように波打つ隆起。 タコに似た、巨大な軟体の怪物に見えてきます。 根本から上は先細り。実測した胸高周囲は約8m。 解説板の数値を下回りますが、充分な太さの堂々たる巨樹です。 樹勢は残念ながら衰えてきている様子。 それでも、西側には健全な部位が多くて今なお逞しい姿。 樹勢回復工事によっては、枝が増えそうにもみえました。
下馬場鹿島神社の由緒について [1]。 社伝では大同2年 (807) に現在地に鎮座。 長禄元年 (1457)、小川城主である園部兼房が神田を寄進。 その後、歴代城主からも寄進を受けた。 なお、小川城跡は現在の小川小学校と素鵞神社 [6] のあるところです。 慶長17年 (1612)、小川城主の戸澤安盛は、天正末の兵火で焼失した社殿を再建。 続いて三代将軍徳川家光から朱印状を授与。 以後、小川十二郷の総鎮守として崇敬。 明治5年 (1872) 郷社に列した。
巨木と雑記.園部川河口の風景
下馬場鹿島神社に向かう前、近くの園部川の河口へ訪れました。 ここは景色の素晴らしいところです。 南東には、内海のように続く広大な湖面。 水平線上には霞ヶ浦大橋と、道の駅 (たまつくり) にある展望塔が遠望できます。 振り返って園部川の両岸に続く、広大なレンコン畑の眺めも壮観。 参拝の際に寄り道してみてください。
茨城TOP | △TOP | 前へ戻る |