海禅寺のスダジイ

巨木の写真

撮影日：2022.07.17 【01】TOP画像のみ写真01と02を合わせたもの

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巨木の基本情報

巨木と雑記

　市街中心部から南、利根川に接した高野地区。 当地の中央部にある古刹が海禅寺 [2]。 平将門の創建と伝わり、承平元年 (931) に父良将の菩提寺として建立したそうです。 また境内には将門の旗下であった、七人の武者の供養塔もあります。 守谷市には将門に所縁の史跡が多数。 ちなみに、お隣の坂東市の延命院 [7] には、将門の胴塚とされる墓所があり、その上にはカヤ巨木がそびえ立っています。

　海禅寺のスダジイ。 本堂の背後にある墓地の東端、塚のような場所にあります。 古い墓所の上に根差しているのかもしれません。 樹冠は大きく樹勢は良い。 幹に風格はあるが推定樹齢のとおり、さほどの古木には見えない。 更なる成長が期待できそうな大シイです。

　ちなみに、墓地のスダジイへ続く小道の途中、面白い植物を見つけました。 柵に絡みついたツル性植物で、実の形が毛玉のよう。 初めて見たので驚きました。 後になって調べたらクレマチスのようです。 花が美しい園芸種として好まれるもので、 中国原産のものはテッセン、国内自生種のものはカザグルマとも呼ばれる。 以下その写真です。

【01】本堂前。右奥にスダジイの樹冠。

【02】墓地の柵にはクレマチスが繁茂していた。

【03】クレマチスの実。形が面白い。多数の触手は生やした海底の生物のようにも見える。

【04】これも同じクレマチスの実。熟して来ると毛が生えてくるのだ。