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新治廃寺跡のエノキ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 新治廃寺跡のエノキ (仮) |
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樹種 | エノキ (榎) | |||
幹周 | 5.35m [3], 6.35m (実測) | |||
樹高 | 15.0m [3] | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 概ね双幹に分岐、根本に石版 | |||
保護指定 | 不明 | |||
所在地 | 茨城県筑西市久地楽 | |||
所在施設 | エノキのある金堂跡の周囲は市有地 | |||
撮影日・状態 | 2022.10.16 : 大枝の一部に損傷があるが、樹冠は大きく全体的に樹勢は良い様子 | |||
アクセス | ||||
車 | 常磐道 :谷和原ICから約47km 北関東道:桜川筑西ICから約4km 圏央道 :五霞ICから約49km、常総ICから約34km | |||
電車 | JR水戸線・新治駅から約3㎞ | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 国指定史跡・新治廃寺跡:内容は下記雑記の写真02を参照 ■外部ウェブサイト [2] 筑西市ホームページ :新治廃寺跡の情報あり [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [4] 三所神社のケヤキ :筑西市内、参道に3本の大ケヤキが立ち並ぶ [5] 観音寺大欅 :筑西市内、伊達氏に所縁の古刹、境内は城跡でもある |
巨木と雑記.国指定史跡に佇む県内最大級のエノキ
筑西市の北東部にある新治地区。 ここには国道50号線線に面した国指定史跡、新治廃寺跡があります。 奈良時代の前期、律令制のもと常陸国新治郡を治める中枢として、 大領の新治直家により建てられた大寺院でした。 平安時代の初期、弘仁8年 (817) の火災で焼失。 中心となる建物は、講堂と金堂、その左右にそびえる東塔と西塔。 背後には食堂、僧坊、経蔵が建っていました。 新治廃寺の主な遺構である金堂跡。 礎石が囲む土盛の中央には、遺構の標として植えられたのか、 立派なエノキの巨木が根差しています。 太く四方に張り出した枝ぶりが見事。 大きな樹冠をつくり、全体的に整った樹容を成しています。 隆起肥大した根元も逞しく、抱えた石板が神秘性を高めている。 周囲の景観にも優れていて、心和む田園風景が広がっている。 実測した胸高周囲は約6.4m。 県内最大級のじつに素晴らしい大エノキです。
おわりにアクセスの注意について。 国道に面した史跡入口には駐車しないことです。 駐車禁止区間 (標識あり) であり、安全な広さの路肩はなく、交通量は多く危険。 付近では南西に離れた場所の市道、ここの安全そうな場所に停めるとか。 ご注意を。
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