和合の大イチョウ

巨木の写真

撮影日：2022.10.10 【01】和合神社の御神木、鏑川の断崖に根差している

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巨木の基本情報

巨木と雑記

　鏑川のすぐ左岸にそびえ立つ大イチョウ。 根本には県道192号線と和合橋。 県内最大級のイチョウということで、膨らませていた期待は未消化気味でした。 全身に繁茂した細枝および下枝で、主幹の樹容が殆ど見えない。 太田市にある浄蔵寺の大イチョウ [5] と似た感じです。現地解説板 [1] と巨樹巨木林DB [2] の情報によれば、5本の株立ちらしい。 この大イチョウについては、落葉時に訪れたほうが醍醐味があるようです。 驚いたのは予想よりも険しい立地。 段丘上の際の崖。 東の根本から川面まで、約20mほど切れ落ちた崖になっていました。 大河による浸食、崖下への引導と強靭な攻め生命力で抗い続け、今も見事な巨体を誇示している。 改めて落葉時に再訪したいです。

【01】解説板。険しい立地で練り上げた巨体。県内でも特に逞しい大イチョウでもあろう。

　おわりにアクセスの注意について。 近くの堂山稲荷のシラカシ [4] と同じく、 駐車スペースはありません。 私は失礼ながら富岡合同庁舎の広い駐車場を使わせてもらいました。 また、そこそこ交通量のある県道が旧カーブしているところで、死角となっている。 歩道から大イチョウ側へ渡る際、現地にあるミラーをよく見て、車の接近に注意してください。