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早尾神社の大ケヤキ
巨木の写真













巨木の詳細情報
巨木の名前 | 早尾神社の大ケヤキ [1][3] |
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樹種 | ケヤキ (欅) | |||
幹周 | 7.3m [1][3][4] | |||
樹高 | 21.2m [1], 19.0m [3], 20m [4] | |||
推定樹齢 | 600 [1][3] | |||
特徴 | 主幹の外皮を三分の一ほど欠損 | |||
保護指定 | 群馬県指定天然記念物 | |||
所在地 | 群馬県渋川市中村31番地 | |||
所在施設 | 早尾神社 | |||
撮影日・状態 | 2017.07.07 : 主幹の上部や外皮を大きく失っているが、大きな樹冠を茂らせており樹勢は悪くない様子 | |||
アクセス | ||||
車 | 関越道・渋川伊香保ICから約1km (駐車場なし) | |||
電車 | JR渋川駅 (上越線・吾妻線) から1km以内 | |||
参考情報 | ■現地資料 [1]早尾神社の大ケヤキ :解説板、詳細は上記巨木の写真12を参照 [2]早尾神社改築の記 :石碑、詳細は上記巨木の写真13を参照 ■外部ウェブサイト [3]渋川市ホームページ :当巨木の情報あり [4]巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [5]溝呂木の大ケヤキ :渋川市、赤城山南麓の諏訪神社、県内最大級のケヤキ [6]横室の大カヤ :前橋市、富士見地区にある国内最大級のカヤ |
巨木と雑記.早尾神社
早尾神社の位置は渋川ICから約1km。 アクセスが容易かつ見事なケヤキの御神木があるため、 県北で観光や巨木巡りをする際は、訪れておきたい場所の一つでした。 ちなみに当日は草津白根山と草津温泉へ訪れた翌日。 関越道へ乗って帰路へ着く前に 横室の大カヤ [6] とともに立ち寄ったのでした。 早尾神社の由緒について [2] 。伝承では白鳳3年 (674)、豊城入彦命による勧請。 元亀3年 (1573)、武田信玄が白井城を攻略の際に戦勝祈願したとされます。 戦勝後に刀一口を奉納し、別頭として延命寺を建立 (県道35号沿いにある延命寺か)。 正徳3年 (1713)、京都の吉田家より贈られた祈祷札が現存するそうです (奉再興遷宮正一位早尾大明神)。
巨木と雑記.大ケヤキ
訪れる前、あまり良い印象は無かった大ケヤキ。 事前に主幹の外皮や大枝を失った、痛々しい姿を知っていたからです。 しかし、実際に訪れてみて印象が大きく変わりました。 最盛期の面影を感じさせる健全な部位も多く残っており、予想以上に大きな樹冠を茂らせていたのです。 神社の入口のある南側。主幹の外皮が全体の三分の一ほど欠損している箇所。 主幹上部は空洞化が進んだため、平成8年に地上9mの位置で切除したとか [3] 。東側に回ってみると、同じ木とは思えないほどに表情が変わります。 逞しく隆起した根本、肥大した太い幹、外皮は根本から主幹上部まで厚く覆われている。 予想していなかった健全な巨木らしい、力強い立姿には驚かされました。 特に北東側から見上げた姿が素晴らしい。 大きな傷を抱えながら、最盛期の逞しさも宿した大ケヤキ。
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