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    幡谷薬師堂のスダジイ

    巨木の写真

    撮影日:2018.04.04 【01】株立ちだが千葉県で最大の幹周をもつ大シイ 幡谷薬師堂のスダジイ-1
    【02】北側 幡谷薬師堂のスダジイ-2
    【03】東側 幡谷薬師堂のスダジイ-3
    【04】東側 幡谷薬師堂のスダジイ-4
    【05】東側 幡谷薬師堂のスダジイ-5
    【06】南側 幡谷薬師堂のスダジイ-6
    【07】南側 幡谷薬師堂のスダジイ-7
    【08】南側 幡谷薬師堂のスダジイ-8
    【09】西側 幡谷薬師堂のスダジイ-9

    巨木の詳細情報

    巨木の名前 幡谷薬師堂のスダジイ(仮)
    樹種 スダジイ(すだ椎)
    幹周 12.89m(主幹 5.45m)[1]
    樹高 25m [1]
    推定樹齢 不明
    特徴 3本の株立で東西に扇形の広い樹冠
    保護指定 不明
    所在地 千葉県成田市幡谷
    所在施設 東光寺の境内
    撮影日・状態 2018.04.04 : 樹勢は良い様子、薬師堂に近い西側の株が最も大きい
    アクセス
    下総IC(圏央道):約7.2km
    電車 久住駅(成田線) :約1.5km
    参考情報 [1]巨樹巨木林データベース:2000年5月10日の調査記録、3本の株立ちで主幹は5.45mとある
    [2]まるごとe!ちば   :千葉県の公式観光サイト、市川団十郎先祖居住の碑についての紹介もある
    [3]大本山成田山     :成田山新勝寺のの公式サイト、市川団十郎との関わりについて解説がある

    巨木と雑記.大椎の感想

     2018年4月4日。満開の花盛りであった 「吉高の大桜」 の美しい姿を堪能した後、印西市の東隣にある成田市へ。 目当ては巨樹DB[1]によると幹周12.89mもあるという幡谷薬師堂のスダジイ。 私が千葉県のスダジイで最大と考えている、匝瑳市の 「安久山の大シイ」 を超えるかもしれない怪物。 期待に胸を膨らませ、その実態を確かめに行ったのです。

     幡谷薬師堂のスダジイ。 その姿は株立ちの樹形のため、幹周12mある単木としての重量感はありませんが、見事な立姿の巨樹。 樹高や枝張の最大幅は、安久山の大シイよりも大きな印象。 東西に3株が並ぶように見え、西側が最も大きく根本は板根になっている。 南側の姿は株全体が固まって見えるので、一本の大樹らしい迫力があります。 石畳のある北側の姿が、大シイの顔なのかもしれない。 幅広い根株から扇形に立ち昇る、その雄大な樹形には感じ入りました。

    巨木と雑記.市川團十郎・先祖居住地

     幡谷薬師堂(東光寺)の境内の北側にあるのは、数多くの古い石塔や石仏が並ぶ一帯。 その中には、歌舞伎の市川流の家元、市川團十郎・先祖居住の碑があります。 この幡谷の地は、初代市川團十郎(海老蔵)の祖父と父・堀越重蔵の二代が暮らした地だそうです(後に江戸へ移住)[2]。 ちなみに成田屋という屋号は、同じく成田市にある成田山新勝寺に関係が[3]。 初代が跡継に恵まれず、新勝寺に子授けを祈願。すると結願して長男が誕生。 屋号を成田屋、演目に成田不動(本尊)を加えるなど、深く帰依したのだそうです。

    幡谷薬師堂01 東光寺の薬師堂。由緒については調査不足でよく分からない。 初代市川團十郎の時代、1600年代には既に存在していたのだろうか。
    市川團十郎の碑 幡谷薬師堂02
    石塔石仏 幡谷薬師堂03
    石塔石仏 幡谷薬師堂04
    入口 幡谷薬師堂05