巨木TOP / 千葉 / 安久山の大シイの木
安久山の大シイの木
巨木の写真
巨木の詳細情報
巨木の名前 | 安久山の大シイの木[1] |
|
||
---|---|---|---|---|
樹種 | スダジイ(すだ椎) | |||
幹周 | 10m [1][2] | |||
樹高 | 25m [1] 20m [2] | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 板根化している巨大な根本 | |||
保護指定 | 匝瑳市指定天然記念物 | |||
所在地 | 千葉県匝瑳市安久山 | |||
所在施設 | 平山家の屋敷内 | |||
撮影日・状態 | 2015.02.13 : 一部に枯れた支幹(大枝)があるが樹勢は良い様子、南国の森に立つ巨樹のようだ | |||
アクセス | ||||
車 |
東関東自動車道・大栄IC:約16.5km(北関東方面から圏央道利用の場合) 東関東自動車道・成田IC:約19.5km(東京方面から) 銚子連絡道路・横芝光IC:約13km(東京方面からアクアライン利用の場合) |
|||
電車 | 八日市場駅(総武本線) :約7.5km、タクシーか以下路線バス利用 | |||
バス | 安久山(飯高・豊和循環):八日市場駅から乗車約45分 | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1]安久山の大シイの木 :根元に建てられた標柱、幹周と樹高、千葉県で最大の椎と記述 ■Web [2]巨樹巨木林データベース:2000年度の調査記録より |
巨木と雑記.大椎の感想
安久山(アグヤマ)は匝瑳(ソウサ)市の北部。
この地域には、森林が覆う低い丘陵の間に拓かれた田畑、谷戸田の景観が多く残っています。
千葉県一といわれる大シイが立つのは、谷戸田を背にした平山邸の屋敷内。
入口には駐車場まで設けられ、大シイを見学させて頂くことができます。
(大シイの管理費に活用される見学料は\300ほど)
一樹で森を成すような大シイの立姿。
幹は根本の2m付近から、中央にまとまりのある多数の支幹に分かれ、東西に広い樹冠を形成。
根本は凄まじく隆起し、その多くは板根となっています。
近づけば、まるで南国の山奥に立ち入り、そこで怪異と遭遇したかのような雰囲気と迫力。
見学を案内して頂いたご当主の母上によれば、特に大きな西側の板根は竜の顔に見えるとのこと。
どこか陽気さも感じる逞しく複雑怪奇な大シイ。その姿には、しばし時を忘れて見入りました。
巨木と雑記.平山邸と谷津田
私が訪問した際は、当主の母上にお屋敷と大シイを案内して頂きました。 大シイを拝観する前に、立派なお庭と母屋に注目。 立派な母屋は築130年以上という大変に貫禄ある古民家。 柱や梁は太く屋根も重厚(銅板葺き)なものです。 庭木も立派なもので、特に大きな槙の木や裏庭のツツジ(ドウダンツツジ)が見事でした。 猫が集まってくる縁側では、お茶菓子をいただきながら、平山邸の歴史についてのお話を拝聴。 ご親切には感激いたしました。 大シイを拝観した後は、平山邸の背後(北)に広がる谷津田を見学。 森林に覆われた丘陵の谷間にどこまでも続く田園。 電線や家屋などの建物が一切見えない景観から、時代劇のロケ地として使われた事があるそうです。 水が張られ稲苗が植え終わる5月の景色は、さぞ美しいことでしょう。 新緑の谷戸田も目当てに、いつか再訪させて頂きたいものです。
千葉TOP | △TOP | 前へ戻る |