吉高の大ザクラ

巨木の写真

撮影日：2018.04.04 【01】印西市の天然記念物、千葉県一の大桜、北西側

【02】北西側

【03】西側

【04】西側

【05】西側

【06】南西側

【07】南西側

【08】南側

【09】東側

【10】東側

【11】北側

【12】北側

【13】解説板

巨木の詳細情報

巨木と雑記．大桜の感想

　印旛沼の北部調節池と西部調節池の間にある低い丘陵（標高約33m）。 木々に囲まれた広い農地の中に、吉高の大桜は立っています。 千葉県で桜の巨木を拝みたいという欲求は、この一本があれば満足なのかもれしれない。 そう感じさせてくれる素晴らしき大桜でした。

　樹冠は半円形に整った広大なもので、 枝張は東西と南北に50mにも達しそうなほど。 満開の花笠は実に盛大で美しい。 幹は根本付近から四方へ複数の大枝に分散。 全体的に調和のとれた見事な枝ぶり。 中央上部には幹のない空間。 この樹形から、古株から複数の支幹に萌芽更新したのか、寄せ植えの桜なのかも。 根本は古木らしい貫禄のある大きな塊。 一株の大桜として十分に見応えある立派な姿です。

　解説板［1］によれば、大桜の立つ場所は須藤家（所有者）の氏神を祀る塚。 大桜は先祖代々の御神木。 整然とした豊かな土壌の広い農地、風除けになる林。 今こうして見事な大桜を拝めるのは、須藤家の方が丹精されてきた賜物。 見学の開放に感謝。

巨木と雑記．アクセスについて

　付近で開放されている駐車場は印旛中央公園のもので、大桜まで徒歩約20分。 大桜周辺の狭い道路は、開花期間中に車両進入禁止［2］となります。 また桜の立地は私有地。 広い農地だからといって、見学者に特別に開放されている通路以外に、 勝手に立入らないようにしましょう。

　私が訪れたのは、花が満開となった平日。 7時30分頃には駐車場は満車に近い状態。 花見客による道路の渋滞は、ピーク時は3km近く発生するとか［2］。 大桜の盛大で美しい立姿には、多くの人々が惹かれるのも納得でした。