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    西神社の大スギ

    巨木の写真

    西神社の大スギ(2016.07.02) 【01】社殿前①:大スギは社殿の向って左側に立っている 西神社の大スギ01
    【02】社殿前② 西神社の大スギ02
    【03】社殿前③ 西神社の大スギ03
    【04】東側① 西神社の大スギ04
    【05】東側② 西神社の大スギ05
    【06】東側③ 西神社の大スギ06
    【07】西側① 西神社の大スギ07
    【08】西側② 西神社の大スギ08
    【09】西側③ 西神社の大スギ09
    曽呂尋常小学校分教場跡(2016.07.02) 【01】分教場①:昭和42年に廃校となった校舎が残る 西神社の大スギ01
    【02】入口 西神社の大スギ02
    【03】分教場② 西神社の大スギ03
    【04】分教場③ 西神社の大スギ04
    【05】分教場④ 西神社の大スギ05
    【06】分教場⑤ 西神社の大スギ06
    【07】分教場⑥ 西神社の大スギ07
    【08】西集会所① 西神社の大スギ08
    【09】西集会所② 西神社の大スギ09

    巨木の詳細

    巨木の名前 西神社の大スギ 幹周/樹高 5.95m / 25m
    樹種 スギ(杉) 保護指定 鴨川市指定天然記念物
    推定樹齢 不明 所在地 千葉県鴨川市西
    撮影日/天候 2016.07.02 / 晴 / 特別に大きな木ではないが、根元から見上げた姿が素晴らしかった
    アクセス
    ■富津館山道路・鋸南富山IC:約18.2km、県道184、89経由
    電車 ■安房鴨川駅:外房線、内房線の終着駅.東京駅が始発のJRの特急「わかしお」も乗り入れる.
           鴨川日東バス・南ルート、鴨川駅西口~西集会所(約30分)
    備考 西神社と隣接する廃校舎(曽呂尋常小学校分教場跡)は損傷が激しいので中には立ち入らない
    参考情報 【 外部ウェブサイト 】
      清澄寺ホームページ:鴨川を代表する名刹、境内に大スギあり
      かもがわナビ   :鴨川市の観光情報
    【 少遠景 】
      上三原の大クス  :南房総市にある県内最大の大クス
      清澄の大スギ   :鴨川市の清澄寺にある関東最大の大スギ

    巨木の地図

    巨木と雑記

    房総半島の南部に位置する鴨川市。 海水浴や、水族館の鴨川シーワールド、鯛の浦の遊覧船など、海のレジャーで有名な地域です。 西神社は、市街中心部の海岸線から離れた、西奥に位置する丘陵地帯にあります。 ちなみに、近くにある山、南房総市との境界にある愛宕山は、千葉県の最高峰(408.2m)。 山頂一帯は、航空自衛隊のレーダー施設(峯岡山分屯基地)。 事前の申請なしには、山頂へ立入れませんが、記念に寄ってみるのも良さそうです (登頂記念カードが貰えるとか!?)。

    西神社の由緒や祭神などは調査不足により不明ですが、曽呂村の西区、この地域の鎮守の社であった様子。 御神木である大スギは、社殿の向って左側に立っています。 特別に大きな杉ではありませんが、シュッとした真直ぐな幹に傘のようにまとまった樹冠と、 形のよい立ち姿です。そして、西側の根元付近から見上げた姿に、極立った風格を感じて、しばし見入りました。

    西神社へ訪れた目的は、巨木の他にもう1つ。隣接する廃校舎を見物したかったのです。 廃校舎は、曽呂尋常小学校分教場跡といいます。 村の中心部にあった本校から離れたこの地に造られた分校で、明治7年(1874)に開校し、昭和42年(1967)に廃校。 この地の出身である分教場の卒業生には、水田三喜男(1905~1976)が居ました。 大蔵大臣を7度に亘り務めた政治家であり、城西大学の創立者でもある人物。 父親の信太郎は、曽呂村の村長も務め、近代的な校舎の建設に尽力したとそうです。

    今に残る廃校舎は、窓は割れ、床板や天井が外れ、損傷の激しい状態でした。 怪我をしないために、中へは立入るべきではありません。 この校舎に、1年生から4年生までの児童が、1つの教室に1人の先生に学んでいたそうです。 教室に1つだけ残っていた小さな椅子が、とても印象的でした。 廃校舎の奥に隣接する建物は、この地区の集会所のようで、 年季の入った古い建物ですが、現役で使われているようです。