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    清泰寺のカヤ

    巨木の写真

    撮影日:2019.04.01 【01】山梨最大級のカヤ、禅寺の門前に立つ古木 清泰寺のカヤ-01
    【02】 清泰寺のカヤ-02
    【03】 清泰寺のカヤ-03
    【04】 清泰寺のカヤ-04
    【05】 清泰寺のカヤ-05
    【06】 清泰寺のカヤ-06
    【07】 清泰寺のカヤ-07
    【08】 清泰寺のカヤ-08
    【09】 清泰寺のカヤ-09
    【10】 清泰寺のカヤ-10
    【11】 清泰寺のカヤ-11
    【12】 清泰寺のカヤ-12
    【13】 清泰寺のカヤ-13

    巨木の詳細情報

    巨木の名前 清泰寺のカヤ [1]
    樹種 カヤ(榧)
    幹周 5.40m [1][3]
    樹高 28.0m [1][3]
    推定樹齢 600年 [1]
    特徴 直幹と傾斜地で隆起した根本
    保護指定 山梨県指定天然記念物
    所在地 山梨県北杜市白州町花水
    所在施設 清泰寺
    撮影日・状態 2019.04.01 : 目立つ損傷はなく樹冠の密度も濃く樹勢は良い様子
    アクセス
    中央自動車道・長坂ICから約8km
    電車 中央本線・長坂駅から約5km
    参考情報 ■現地資料
     [1] 清泰寺のカヤ       :内容は上記の写真07を参照
     [2] 花水カヤの群落と大フジ  :内容は上記の写真10を参照
    ■公式ウェブサイト
     [3] 巨樹巨木林データベース  :1988年度の調査記録
     [4] 富士の国やまなし観光ネット:清泰寺の情報あり
     [5] 山梨県公式サイト     :曲淵氏の情報あり
    ■少遠景の記録
     [6] 山高神代桜        :北杜市の實相寺にある日本三大桜の一本
     [7] 智光寺のカヤ       :笛吹市の智光寺の門前に立つカヤの古木

    巨木と雑記.カヤ群落と曲淵氏屋敷跡

     山門に県内最大級の大カヤが立つ清泰寺。 そのすぐ近くには興味深い史跡、曲淵氏屋敷跡があります。 清泰寺から県道を挟んで南西側に位置する場所。 目を引くのは小堂と石祠、大フジの絡みついたカヤの大木。 現地解説板 [2] によると、この史跡と清泰寺の境内は、 カヤの群落としても天然記念物に指定されている。 そして清泰寺は曲淵氏の菩提寺 [5] でもあるらしいのです。

     曲淵氏 [5] について。 昭和町のあたりを発祥とする武田氏の家臣。 武田氏滅亡後は徳川家に仕えて要人として取り立てられ、 江戸時代にも旗本として存続。 昭和町にある本妙寺も曲淵氏の屋敷跡に建っているそう。 武田信玄と徳川家康に仕え、武功を挙げて曲淵氏を興隆させたのが吉景。 墓所は清泰寺にあるそうです。

    巨木と雑記.清泰寺と門前に立つ大カヤ

     禅宗の古刹である霊長山清泰寺。 元は平安の大治2年(1127)、新羅三郎義光の子である義清が創建した天台宗の寺でした。 後の文明8年(1476)、雲鷹玄俊和尚によって曹洞宗の寺として再興。 大カヤは和尚のお手植えと伝わるそうです。[4]

     風格際立つ老木の佇まい、整った直幹、大きく隆起した貫禄ある根本。 素晴らしい姿の大カヤです。 そして何やら既視感のある姿と周囲の景観。 それは笛吹市にある智光寺のカヤ [7] です。 同規模の大カヤであり、石段の上に佇む立地も似ている。 清泰寺のカヤは石段の右側、智光寺のカヤは石段の左側。 離れている2本でも、脳内に荘厳な大カヤが並び立つを姿を想像し、しばし悦に浸りました。

     花水カヤの群落 [2] として北杜市の天然記念物に指定されている清泰寺の境内。 境内には山門前の大カヤの他にも、複数のカヤの大木があるそうです。 県道沿いからも他のカヤの大木の姿が見えます。 興味のある人は境内を見学させてもらってみてください。