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智光寺のカヤ
巨木の写真
巨木の詳細情報
巨木の名前 | 智光寺のカヤ [1] |
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樹種 | カヤ(榧) | |||
幹周 | 5.5m [1], 5.37m [2] | |||
樹高 | 29m [1], 23m [2] | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 真っ直ぐな主幹と広範囲の根元の隆起 | |||
保護指定 | 山梨県指定天然記念物 | |||
所在地 | 山梨県笛吹市境川町藤垈 | |||
所在施設 | 智光寺 | |||
撮影日・状態 | 2018.06.27 : 古木らしい風貌だが大きな樹冠を茂らせ樹勢は良い様子、実の生る雌樹 | |||
アクセス | ||||
車 | 中央自動車道・甲府南ICから約4.5km(笛吹八代ICからは約5.5km) | |||
電車 | JR中央本線・石和泉温泉駅から約10km(甲府駅からは約13.5km) | |||
バス | 山梨交通の最寄りバス停「石橋」は智光寺から徒歩約2.5kmの位置 甲府駅または石和泉温泉駅の南に位置する石和八幡宮前から以下2つの路線を利用 (敷島営業所-御所-商工会議所、敷島営業所-御所-甲府警察署) | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 解説板・智光寺のカヤ :写真なし(1973年3月1日、山梨県教育委員会) ■公式ウェブサイト [2] 巨樹巨木林データベース:1988年度の調査記録 [3] ふえふき観光ナビ :笛吹市の観光情報サイト、智光寺の紹介あり ■少遠景の記録 [4] 巨木・精進の大杉 :精進湖北岸の諏訪神社に立つ県内最大級の大スギ |
巨木と雑記
2018年6月は富士河口湖町を中心に登山と巨木巡りをしました。 帰路は精進の大杉 [4] のある精進湖から先、 駿河と甲斐を繋いだ中道往還の道を辿り、御坂山地を越えて笛吹市内から中央自動車道へ。 現代は山中の女坂峠と右左口峠をトンネルで通過する、 国道348号線(精進ブルーライン)で快適に山越え。 笛吹市に訪れた目的は、以前から気になっていた智光寺のカヤが目当てでした。 松尾山智光寺について [3]。 創建は寛正元年(1460)。 本尊の虚空蔵菩薩坐像は建長6年(1254)の作。 県指定の文化財であり、甲府市の能満寺、韮崎市の宝生寺の虚空蔵菩薩像とともに、 甲斐三虚空蔵の一体とされるそうです。 笛吹川と御坂山地の間にあり、甲府盆地を見下ろす立地。 甲斐武田氏に縁がありそうな古刹です。 智光寺のカヤの姿は、主幹はあまり癖のない真っ直ぐな単幹。 古木らしい風貌でも目立つ損傷は見られず、大きな樹冠を茂らせています。 この大カヤの最大の個性であり、強く目を引くのは、広範囲に隆起した根本。 解説板 [1] によると根周りは35mにもなるとか。 私が2019年時点で巡った約40本のカヤの中では、これほど根本が隆起したものは他にはありません。 根本の端のほうは、隆起というより表土が流れて露出したという感じ。 参道の石段沿いの傾斜地に面した立地のため、長い年月を経て風雨で表土が削れていったか。 または地中に大きな岩や岩盤があるため深く潜れなかったか。 何れにしても目を見張る素晴らしい立姿の大カヤ。 特に根本の広がりを一望できる西側から見上げた姿には、 古木らしい風格と相まって深く感じ入るものがありました。
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