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下多賀神社のホルトノキ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | ホルトノキ [1][2], 御神木ホルト [3] |
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樹種 | ホルトノキ | |||
幹周 | 5.7m [1][2][3][5] | |||
樹高 | 32m [1][3], 33m [2][5] | |||
推定樹齢 | 800年 [1][3] | |||
特徴 | 隆起した根本と直幹 | |||
保護指定 | 熱海市指定天然記念物 | |||
所在地 | 静岡県熱海市下多賀1374-1 | |||
所在施設 | 下多賀神社 | |||
撮影日・状態 | 2019.02.14 : 空洞があるが目立つ損傷がなく樹勢がよく背も高い | |||
アクセス | ||||
車 | 東京方面:西湘バイパス・石橋ICから約27km、名古屋方面:東名高速・沼津ICから約35km | |||
電車 | JR伊東線・伊豆多賀駅から約1km | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 下多賀神社由来記 :石碑、内容は下記の写真03を参照 [2] 下多賀神社社叢 :解説板、内容は下記の写真06を参照 [3] 御神木ホルト :解説板、内容は上記の写真03を参照 [4] 夫婦石 :解説板、内容は下記の写真05を参照 ■外部ウェブサイト [5] 巨樹巨木林データベース :1988年度の調査記録 ■少遠景の記録 [6] 來宮神社の大楠 :來宮神社の御神木、県内最大の巨木である大クス [7] 湯前神社のクスノキ :大湯間歇泉の前にある温泉街の鎮守、公開準備中 [8] 比波預天神社のホルトノキ:国内最大だったホルトノキ、主幹の半分近くを枯損 |
巨木と雑記.下多賀神社
南熱海のエリアに位置する下多賀は、 長浜海浜公園や網代港のある湾に面したところ。 この町にある鎮守がホルトの御神木を有する下多賀神社です。 祭神は伊弉諾尊と伊弉冉尊の二柱。 慶長年間(1596~1615)の頃には中村大明神と称され、 近代に下多賀神社と改称。 明治に編纂された伊豆の地誌である豆州志稿には、 末社が40数社もある多賀村の総鎮守であったことが記されているそうです。 以下、境内の様子です。[1]
下多賀神社には国の選択無形民俗文化財となっている 興味深い例祭が伝わっています。 それが水浴せ踊り [1]。 15歳になった男子が大晦日の晩、宿若衆(地域の伝統的な青年団)に仲間入りすることを祝った行事で、 毎年1月2日に社前で奉納。 この最中、前年に結婚した若者には、清められた海水を笹で振りかける水祝いをするそうです。 大人の仲間入りをする男子による唄と踊りの奉納、新たな家族の報告、幸福と子孫繁栄の祈願。 氏神様と氏子たちとの強い絆が感じられる神事です。
巨木と雑記.御神木のホルトノキ
下多賀神社の御神木は県内最大級のホルトノキ。 推定樹齢は800年 [1][3]とされる老木でも、空洞はあるが目立つ損傷はなく樹勢が良い。 素直な単幹の樹形でも、大きく隆起した根本に迫力と個性がある力強い立姿。 根周りは10メートル近いもの。 下多賀の歴史を見守ってきた総鎮守の御神木は、 幹周以上の貫禄と南国の木らしい雰囲気も感じられる、素晴らしい巨木でした。
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