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  • 巨木TOP / 静岡 / 下多賀神社のホルトノキ

    下多賀神社のホルトノキ

    巨木の写真

    撮影日(2019.02.14) 【01】県内最大級の見事なホルトノキ.根本にはナギ.東側の姿. 下多賀神社のホルトノキ-01
    【02】 下多賀神社のホルトノキ-02
    【03】 下多賀神社のホルトノキ-03
    【04】 下多賀神社のホルトノキ-04
    【05】 下多賀神社のホルトノキ-05
    【06】 下多賀神社のホルトノキ-06
    【07】 下多賀神社のホルトノキ-07
    【08】 下多賀神社のホルトノキ-08
    【09】 下多賀神社のホルトノキ-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 ホルトノキ [1][2], 御神木ホルト [3]
    樹種 ホルトノキ
    幹周 5.7m [1][2][3][5]
    樹高 32m [1][3], 33m [2][5]
    推定樹齢 800年 [1][3]
    特徴 隆起した根本と直幹
    保護指定 熱海市指定天然記念物
    所在地 静岡県熱海市下多賀1374-1
    所在施設 下多賀神社
    撮影日・状態 2019.02.14 : 空洞があるが目立つ損傷がなく樹勢がよく背も高い
    アクセス
    東京方面:西湘バイパス・石橋ICから約27km、名古屋方面:東名高速・沼津ICから約35km
    電車 JR伊東線・伊豆多賀駅から約1km
    参考情報 ■現地資料
     [1] 下多賀神社由来記    :石碑、内容は下記の写真03を参照
     [2] 下多賀神社社叢     :解説板、内容は下記の写真06を参照
     [3] 御神木ホルト      :解説板、内容は上記の写真03を参照
     [4] 夫婦石         :解説板、内容は下記の写真05を参照
    ■外部ウェブサイト
     [5] 巨樹巨木林データベース :1988年度の調査記録
    ■少遠景の記録
     [6] 來宮神社の大楠     :來宮神社の御神木、県内最大の巨木である大クス
     [7] 湯前神社のクスノキ   :大湯間歇泉の前にある温泉街の鎮守、公開準備中
     [8] 比波預天神社のホルトノキ:国内最大だったホルトノキ、主幹の半分近くを枯損

    巨木と雑記.下多賀神社

     南熱海のエリアに位置する下多賀は、 長浜海浜公園や網代港のある湾に面したところ。 この町にある鎮守がホルトの御神木を有する下多賀神社です。 祭神は伊弉諾尊と伊弉冉尊の二柱。 慶長年間(1596~1615)の頃には中村大明神と称され、 近代に下多賀神社と改称。 明治に編纂された伊豆の地誌である豆州志稿には、 末社が40数社もある多賀村の総鎮守であったことが記されているそうです。 以下、境内の様子です。[1]

    cm-下多賀神社-01 下多賀神社の社殿の正面は参道を囲む広場となっている。 境内の四隅には大木が立ち並び、御神木のホルトノキを含めて社叢が熱海市の天然記念物となっている。
    【02】 cm-下多賀神社-02
    【03】 cm-下多賀神社-03
    【04】 cm-下多賀神社-04
    【05】 cm-下多賀神社-05
    【06】 cm-下多賀神社-06
    【07】 cm-下多賀神社-07
    【08】 cm-下多賀神社-08
    【09】 cm-下多賀神社-09


     下多賀神社には国の選択無形民俗文化財となっている 興味深い例祭が伝わっています。 それが水浴せ踊り [1]。 15歳になった男子が大晦日の晩、宿若衆(地域の伝統的な青年団)に仲間入りすることを祝った行事で、 毎年1月2日に社前で奉納。 この最中、前年に結婚した若者には、清められた海水を笹で振りかける水祝いをするそうです。 大人の仲間入りをする男子による唄と踊りの奉納、新たな家族の報告、幸福と子孫繁栄の祈願。 氏神様と氏子たちとの強い絆が感じられる神事です。

    巨木と雑記.御神木のホルトノキ

     下多賀神社の御神木は県内最大級のホルトノキ。 推定樹齢は800年 [1][3]とされる老木でも、空洞はあるが目立つ損傷はなく樹勢が良い。 素直な単幹の樹形でも、大きく隆起した根本に迫力と個性がある力強い立姿。 根周りは10メートル近いもの。 下多賀の歴史を見守ってきた総鎮守の御神木は、 幹周以上の貫禄と南国の木らしい雰囲気も感じられる、素晴らしい巨木でした。