巨木TOP / 静岡 / 熱海梅園の三つ子クス
熱海梅園の三つ子クス
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 三つ子クス [1] |
|
||
---|---|---|---|---|
樹種 | クスノキ(楠) | |||
幹周 | 13m [2] | |||
樹高 | 30m [2] | |||
推定樹齢 | 100~199年 [2] | |||
特徴 | 3本の幹から成る古株更新 | |||
保護指定 | 行政の天然記念物指定は無し | |||
所在地 | 静岡県熱海市梅園町8-11 | |||
所在施設 | 熱海梅園 | |||
撮影日・状態 | 2019.02.14 : 樹勢は旺盛、各幹は生長途中の若木の大木らしく見える | |||
アクセス | ||||
車 | 東京方面:西湘バイパス・石橋ICから約22km、名古屋方面:東名高速・沼津ICから約28km | |||
電車 | JR伊東線・来宮駅から約700m | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 三つ子クス :大クスの前にある解説板、上記の写真02を参照 ■外部ウェブサイト [2] 巨樹巨木林データベース:1988年度の調査記録 [3] 熱海市ホームページ :熱海梅園の情報あり ■少遠景の記録 [4] 來宮神社の大楠 :來宮神社の御神木、県内最大の巨木 [5] 湯前神社のクスノキ :大湯間歇泉の前にある温泉街の鎮守、公開準備中 [6] 下多賀神社のホルトノキ:熱海市の下多賀にある県内最大級のホルト |
巨木と雑記.熱海梅園
早春に訪れたい熱海の観光名所が熱海梅園。 初川を囲む谷間に拓かれた風光明媚な庭園で、 開園は明治19年(1886)という長い歴史を持ちます。 60品種の500本近い梅が咲き誇る様はまさに桃源郷。 最奥には美術館があり、多種多様な樹木と山水が風雅に配された庭園自体が美しく、 通年楽しめるところ。 そして一角にはクスノキの巨木もあります。 以下、梅園の様子です。[3]
巨木と雑記.三つ子クス
熱海梅園を入口から逆時計回りに散策しました。 クロマツ、ケヤキ、他のクスノキなどの大木が多くあります。 各所に意匠の異なる庭園や、小川に滝など配されて変化に富み、 梅の花以外にも大いに楽しい梅園です。 ちなみに、三つ子クスの他で特に印象に残った木が、韓国庭園の近くにあるカナリーヤシ。 クスノキの幼木が着生しているので、注目してみてください。 三つ子クスは園内の南端、県道沿いに立っています。 予想よりも隅っこに位置し、あまり目立つ存在ではありませんでした。 樹形は3本の幹からなる古株更新の樹形。明治期に伐採された株を覆うように支幹が生長したもの [1]。 各幹は周囲に点在するクスの大木と大差ない。 それでも肥大した根本には迫力があり、3本が競い合うように立ち昇る樹冠の眺めは素晴らしい。 巨樹巨木林DB [2] の樹齢にあるように、まだ若い二世代目。 更なる巨樹への生長が期待される梅園の大クスです。
静岡県TOP | △TOP | 前へ戻る |