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楯の大イチョウ
巨木の写真
巨木の詳細情報
巨木の名前 | 楯の大イチョウ | 幹周/樹高 | 7.2m / 23m | |
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樹種 | イチョウ(公孫樹) | 保護指定 | 中山町指定天然記念物 | |
推定樹齢 | 500年 | 所在地 | 山形県東村山郡中山町長崎 | |
撮影日/天候 | 2016.10.22 / 晴 / 大いに繁った枝葉で幹が隠れるほど.実の生らない雄樹 | |||
アクセス | ||||
車 |
■山形自動車道・寒川江IC :約3.2km 国道112経由 ■東北中央自動車道・山形中央IC :約9.2km 県道18、105、国道112経由 |
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電車 | ■JR左沢線・羽前長崎駅:約550m 徒歩で無理のない距離 | |||
備考 | 付近に駐車場は無いので一時的な路肩駐車となる。 近くに歩行者用のアンダーパスの入口があるので通路を塞がないように注意。 大イチョウの西側に隣接する店舗は蕎麦屋(そば処伊とうや)。 中山町は東北の秋の風物詩「いも煮会」の発祥地の1つとされている。 毎年9月に「最上川せせらぎ公園」にて芋煮会が開催される。 | |||
近辺の観光 |
中山町の観光情報 :町営サイトより 柏倉九左エ門家住宅 :大庄屋であった江戸期に建築された古民家. タガマヤ村 :古民家を改築した宿泊施設.座敷ワラシに遭遇できるかも? ひまわり温泉ゆ・ら・ら:宿泊も可能な温泉施設 |
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近辺の巨木 | 津金澤の大スギ |
巨木の地図
巨木と雑記
楯の大イチョウがあるのは、山形県の中央部に位置する中山町。
最上川の河岸段丘を中心として開けた地域です。
国道沿いの大イチョウの立つ場所は、長崎楯と呼ばれる城跡。
長崎楯は、至徳元年(1384)に、中山継信によって築かれたのが始まりで、
元和8年(1622)に臣従していた最上氏が幕命により改易されるまで、この地が中山氏の拠点でした。
大イチョウの立つ場所は、本丸の前庭であった場所だそうです。
楯の大イチョウへ訪問したのは10月の下旬、まだ葉は青々とした状態。
黄葉が見頃を迎えるのは、11月中旬頃のようです。
大イチョウは、枝葉を最大限に繁らせ、下枝は地面に届き、幹や根元の姿が見えないほど。
根元へ接近すれば、約2m付近で2つに分かれた、双幹の樹形であることが分かります。
樹勢は良く、枝張りは広く、太い幹は迫力があり、見応え十分の大イチョウ。
地面まで伸びた下枝の傘から見上げる姿は素晴らしく、幻想的なひと時を楽しませてもらいました。
楯の大イチョウの、地面に達した下枝を見ていて気付いたことがありました。
長い枝に、大量の短く奇妙な枝が並んで生えているのです。これは短枝というもの。
イチョウには、生長が早く長く伸びる長枝と、生長が遅く先端に複数の葉を生やす短枝があります。
大きくなって先端に蕾を付けた短枝は、イモ虫のように見えます。
初めて間近に目にしたイチョウの特徴である大量の短枝、その見慣れない姿には驚きました。
短枝は若い枝では目立たず、また大木は下枝が高い位置にあることが多いため、
今まで注目することがありませんでした。
全体を見渡すと、高い位置にある大枝の先端にも、短枝はたくさん生えていました。
楯の大イチョウの存在は、SNS(twitter)を通して、かんた氏から教えて頂き、
更に短枝の拡大写真も提供して頂きました。かんた氏には深く感謝申し上げます。
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