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土湯の黒杉
巨木の写真
巨木の詳細情報
| 巨木の名前 | 土湯の黒杉 [2] |
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|---|---|---|---|---|
| 樹種 | スギ（杉） | |||
| 幹周 | 11.5m [2] | |||
| 樹高 | 25m [2] | |||
| 推定樹齢 | 1000年 [2] | |||
| 特徴 | 立ち昇る炎のような樹形、二対の巨木 | |||
| 保護指定 | 不明 | |||
| 所在地 | 山形県最上郡戸沢村古口土湯 | |||
| 所在施設 | 最上川左岸の山林（国有林） | |||
| 撮影日・状態 | 2013.08.04 ： 目立つ損傷なく樹勢良好な様子、東西に並び立つ2本の巨樹 | |||
| アクセス | ||||
| 車 | 東北中央自動車道・東根北ICから高屋駅まで約63km（国道沿いに安全な駐車スペースなし） | |||
| 電車 | 陸羽西線・高屋駅前から国道を歩いて約850m先（車の場合も駅前に駐車してから徒歩） | |||
| 参考情報 |
■外部ウェブサイト [1] 巨樹巨木林データベース：2019年10月時点で未登録 [2] 最上地域観光協議会 ：最上地域の観光情報、巨木の情報が豊富で黒杉などの紹介もあり ■少遠景の記録 [3] 巨木・幻想の森 ：土湯杉の巨木が群生する森、車でのアクセス可能 [4] 巨木・土湯の赤杉 ：土湯杉で最大級の巨樹、山中へのアクセスは険しい |
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巨木と雑記
高屋駅から東の山中、国道沿いの原生林の中に土湯の黒杉はあります。 黒杉の元からは最上川が見え、時折、舟下りの観光船から舟唄や歓声が聞こえてくることも。 国道沿いにある入口から、約15分もあれば登ってこれますが、アクセスにはご注意を。 入口付近には十分な広さの路肩がなく、交通量が多いので、車は高屋駅前の駐車場へ。 また、山道は陸羽西線のトンネルの上を、右側（北側）から巻いて登っていきます。 電車が通過していく際は、危険なので近づかないようにしましょう。 黒杉は実に個性的な立姿の巨樹。幻想の森 [3] で最大の大杉に劣らない独特の樹形です。 湾曲して立ち昇っていく複数の支幹。 圧巻の荒ぶる立姿は、まるで燃え上がる炎のようにも見えてきます。 なお、1本に見えますが、東西に重なり合って立つ2本の大杉です。 名前の由来 [2] について。 黒々とした印象から名づけられたとか。 もう一つの由来は、苦労杉と呼ばれたことが訛って黒杉になったのかも。 黒杉から更に奥地の山中には、かつて栃台という集落がありました（戦後に廃村）。 田畑を広く開墾できない、山奥での自給自足の生活は大変なものだったそうです。 集落の人は通り道である大スギの元で「苦労が過ぎる」と呟き、それが名前になったとか。 集落の人たちを見守ってきた大スギ。 その力強く奔放な立ち姿に、私も元気をもらいました。
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