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    妙養寺の弥陀桜

    巨木の写真

    撮影日 2019.04.18 【01】弥陀桜、妙養寺が建つ小丘に佇む風雅な桜 妙養寺の弥陀桜-01
    【02】 妙養寺の弥陀桜-02
    【03】 妙養寺の弥陀桜-03
    【04】 妙養寺の弥陀桜-04
    【05】 妙養寺の弥陀桜-05
    【06】 妙養寺の弥陀桜-06
    【07】 妙養寺の弥陀桜-07
    【08】 妙養寺の弥陀桜-08
    【09】 妙養寺の弥陀桜-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 彌陀櫻 [1]
    樹種 エドヒガン(江戸彼岸)
    幹周 3.80m [1]
    樹高 14.0m [1]
    推定樹齢 400年 [1]
    特徴 中腹から東西方向に分かれて広がる樹冠
    保護指定 天然記念物指定は無し
    所在地 福島県須賀川市越久舘
    所在施設 龍久山延命院妙養寺
    撮影日・状態 2019.04.18 : 樹勢は良い様子で目立つ損傷なし、樹齢は400年より若く見える
    アクセス
    東北自動車道・須賀川ICから約4km(駐車場なし、西側の道路沿いに路肩駐車など)
    電車 JR東北本線・須賀川駅から約5km
    参考情報 ■現地資料
     [1] 解説板・彌陀櫻    :内容は上記の写真03を参照のこと
     [2] 解説板・神社誌    :神明神社の由緒、内容は下記の写真02を参照のこと
    ■外部ウェブサイト
     [3] 巨樹巨木林データベース:当桜の登録なし(2021年3月時点)
    ■少遠景の記録
     [4] 護真寺のサクラ    :須賀川市内の代表的な大桜

    巨木と雑記.弥陀桜

     越久は須賀川市の岩根川沿いに田畑が広がる地域。 中央にポツンとある小高い丘には、集落の氏神である神明神社が鎮座。 その傍らに建つのが天台宗の寺院、龍久山延命院妙養寺 [1] です。 本堂の向かって右手前に立っているのが弥陀桜。 巨木というほど大きな桜ではありませんが、中々に美しい立姿。 集落を見渡せる高台という立地や、お寺の石段などがよい舞台装置として桜を引き立てています。 隣の神明社を含めて境内の雰囲気も素晴らしい。 観桜した後も長居をしてしまったところです。

    巨木と雑記.神明神社

     妙養寺よりも丘の高い場所に鎮座しているのが神明神社。 弥陀桜を見に訪れたなら、併せて参拝することをお勧めします。 神社由緒について [2]。 主祭神は天照大神で、相殿に当地で八龍神とも呼ぶ大綿津見神を合祀。 創始の年代はよく分かりませんが、 天正(1573~1593)の頃、岩山とも呼ぶこの丘に鎮座されたそう。 慶長4年(1599)に起きた旱魃の際、雨乞いに霊験があったとされ、以後は相殿に八龍神を奉斎。 元は神名宮八龍神と号されていました。 以下、境内の様子です。

    cm-神明神社-01 【01】神明神社:境内入口の参道。丘の上に建つ社殿まで石段が続く。 妙養寺の弥陀桜の側から北側へ小径を歩いて、この境内入口へ辿ることもできる。
    【02】 cm-神明神社-02
    【03】 cm-神明神社-03
    【04】 cm-神明神社-04
    【05】 cm-神明神社-05
    【06】 cm-神明神社-06
    【07】 cm-神明神社-07
    【08】 cm-神明神社-08
    【09】 cm-神明神社-09

    巨木と雑記.妙養寺と神明神社の繋がり

     弥陀桜の解説板 [1] によると、妙養寺は開山1277年と表記。 これは西暦の年代なのか、それとも開山してから経過した年数か。 どちらにせよ、天正年間に遷座してきた神明神社より先にあったことになる。 昔は神仏習合の時代。 すぐ傍らに勧請してきたのだから、 妙養寺は別頭寺として神明神社も管理してきたのでしょう。 天台宗だから本尊は釈迦如来か阿弥陀如来。 寺と集落の守護神として、天照大神と八龍神も奉斎してきた。 妙養寺の山号は龍久山、院号は延命院。 祭神の名前と雨乞いで救われた霊験が込められているように感じられました。