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  • 巨木TOP / 福島 / 夏出薬師のイチョウとイチイ

    夏出薬師のイチョウとイチイ

    巨木の写真

    夏出薬師のイチョウ:2023.03.31 【01】瑠璃光山円福寺の威光を示し続ける御薬師様の御神木 夏出薬師のイチョウ-01
    【02】 夏出薬師のイチョウ-02
    【03】 夏出薬師のイチョウ-03
    【04】 夏出薬師のイチョウ-04
    【05】 夏出薬師のイチョウ-05
    【06】 夏出薬師のイチョウ-06
    【07】 夏出薬師のイチョウ-07
    【08】 夏出薬師のイチョウ-08
    【09】 夏出薬師のイチョウ-09
    【10】 夏出薬師のイチョウ-10
    【11】 夏出薬師のイチョウ-11
    【12】 夏出薬師のイチョウ-12
    【13】 夏出薬師のイチョウ-13
    夏出薬師のイチイ:2023.03.31 【01】創建当時からイチョウと共に古刹を見守ってきた老樹 夏出薬師のイチイ-01
    【02】 夏出薬師のイチイ-02
    【03】 夏出薬師のイチイ-03
    【04】 夏出薬師のイチイ-04
    【05】 夏出薬師のイチイ-05
    【06】 夏出薬師のイチイ-06
    【07】 夏出薬師のイチイ-07
    【08】 夏出薬師のイチイ-08
    【09】 夏出薬師のイチイ-09
    【10】 夏出薬師のイチイ-10
    【11】 夏出薬師のイチイ-11
    【12】 夏出薬師のイチイ-12
    【13】 夏出薬師のイチイ-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 夏出の大イチョウ、大キャラ [2]
    樹種 イチョウ (公孫樹) / イチイ (一位)
    幹周 イチョウ:7.00m [2][5], 7.50m (実測)
    イチイ :2.50m [2]
    樹高 イチョウ:35.0m [2][5]
    イチイ :12.0m [2]
    推定樹齢 イチョウ:400年 [2]
    イチイ :不明 (イチョウと同世代?)
    保護指定 郡山市指定天然記念物
    所在地 福島県郡山市逢瀬町夏出字舘下
    所在施設 夏出薬師堂(瑠璃光山円福寺の跡地)
    撮影日・状態 2023.03.31 : イチョウは樹勢良好、イチイは新たな支柱により起き上がり再起!、葉量は若干少ない印象
    2021.04.02 : イチョウは樹勢良好、イチイは根本から東側へ倒伏した直後、まだ樹冠は青々と茂っていた
    アクセス
    東北自動車道・郡山ICから約9km
    電車 郡山駅から約15km(東北・山形・北海道新幹線、東北本線、水郡線、磐越東・西線など)
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 木造薬師如来坐像   :内容は下記雑記の枠内、夏出薬師堂の写真01を参照
     [2] 夏出の大イチョウ   :内容は上記巨木の写真の枠内、イチョウの写真13を参照
     [3] 夏出の大キャラ    :内容は上記巨木の写真の枠内、イチイの写真13を参照
     [4] 東北自然歩道     :内容は下記雑記の枠内、東北自然歩道の写真01を参照
    ■外部ウェブサイト
     [5] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり(1997年度の調査記録)
     [6] 福島県公式サイト   :東北自然歩道の情報を参考
    ■少遠景の記録
     [7] 登山記録・額取山   :南東麓にある滝登山口から登る最短コース

    巨木と雑記.古刹を見守ってきた門番の二柱

     郡山市の北西に位置する逢瀬町地区の夏出集落。 ここにある薬師堂の御神木は、県内有数の見事な大イチョウです。 太い主幹はヒコバエの少ないほぼ単幹。 とても背が高く、上層部では巨人の掌のように力強い大枝を広げている。 じつに堂々たる姿の大イチョウです。 そして傍らには、門番のように御堂を見守ってきた相方、 風格あるイチイの古木もそびえ立つ (※実際の樹種はキャラでなくイチイ)。 加えてその隣には、幹周5mほどのスギも立ち並ぶ。 ここは郡山市を代表する巨木スポットのひとつです。

    cm-夏出薬師堂-01 【01】夏出薬師堂の御本尊の解説板。

     夏出薬師の歴史について [3]。 この山を背に建つ古い御堂は、すでに廃寺となった瑠璃光山円福寺の跡地に残る薬師堂。 境内南側には乙宿禰神社もあります。 御堂の本尊である薬師如来坐像は市の重要文化財。 杉材で木目が際立つ温かみのある意匠と御尊顔。 なおイチョウの400年という推定樹齢は、円福寺の創建時に植栽されたとの由来。 江戸時代の初期頃には開山されていたであろう古刹です。

    巨木と雑記.倒伏からの再起を果たしたイチイ

     夏出薬師に初訪した2021年4月初旬、驚愕の光景が広がっていました。 イチイが根本から東側に倒伏していたのです。 倒れて間もないのか、現場はあまり整理が進んでいない状況で、まだ樹冠は青々と茂っている。 樹下を見ると、砕けた木製の支柱が転がっていた。 もともとこのイチイは東側に大きく傾いていて、支柱による補助で姿勢を保っていたのです。 以下、倒れていたときの写真です。

    cm-夏出薬師のイチイ-01 【01】南側、乙宿禰神社の社殿前へと繋がる石段上から。ほぼ水平に東側へ倒れている。 まだ樹冠は青々と茂っていて、倒伏からさほど時間が経っていないようであった。
    【02】 cm-夏出薬師のイチイ-02
    【03】 cm-夏出薬師のイチイ-03
    【04】 cm-夏出薬師のイチイ-04
    【05】 cm-夏出薬師のイチイ-05
    【06】 cm-夏出薬師のイチイ-06
    【07】 cm-夏出薬師のイチイ-07
    【08】 cm-夏出薬師のイチイ-08
    【09】 cm-夏出薬師のイチイ-09



     奇蹟的に倒伏からの再起を果たしたイチイ。 伐採せずに再生を信じた郡山市の対応は素晴らしいものです。 巨体の引き起こしと金属製支柱の新造。 盛土と根元の治療、折れた枝の除去など、大掛かりな工事が行われたはず。 イチイ自身も懸命に生きようとし、この大いなる試練を乗り越えた。

     巨木が根本から倒伏した場合。 ふつうなら再起は不可能に近いでしょう。 しかしこのイチイは特殊な例だったように思えます。 もともと東側に傾いていた樹形が功を奏した。 東側に集中して伸びた、複数の長い枝が支えとなり、東側の根本が抜けきれずに踏ん張れた。 また、抜けた西側の根本には空洞の開口部などあり、西側にはあまり太い根が発達していなかった様子。 生命線となる太い根は東側に集中していた。 このような状況も手伝い、奇跡的に再起できたように考えられます。 夏出薬師のイチイの再起。 もっと積極的に報道して、郡山市が誇ってもよい快挙と思えました。

    巨木と雑記.額取山へ登山

     福島県のほぼ中央部、猪苗代湖と中通り地域の間にそびえる山域。 ここにある眺望の峰が、標高約1009mの額取山 [7] です。 登頂まで最短コースの登山口は、夏出薬師のある集落から西の谷間にある滝登山口。 約1時間30分ほどあれば登れるでしょう。 山頂は360度の大展望。好天であれば猪苗代湖と磐梯山を始め、 安達太良山、飯豊連峰、那須連峰などを見渡せる大展望の山。 時間と体力に余裕のある人は、夏出薬師の参拝と併せて登ってみてください。

    cm-東北自然歩道・古代の村から分水嶺を歩くみち 【01】夏出集落にある薬師堂への入口にある案内板。 薬師堂は東北自然歩道のうち福島県の第20番目「古代の村から分水嶺を歩くみち」の起点にある。 このコースは額取山を経由。なお御霊櫃峠から三森峠の区間は現在通行止め(廃道となるらしい)。 [4][6]
    cm-額取山-02 【02】額取山の山頂から北西側の展望。当日は曇天だが猪苗代湖は見えた。 好天であれば磐梯山と飯豊連峰も遠望できる。 (登山記録 [7])