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岩倉桜
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 岩倉桜 [1] |
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樹種 | エドヒガン (江戸彼岸) | |||
幹周 | 5.75m [1][2] | |||
樹高 | 16.0m [1][2] | |||
推定樹齢 | 550年 [1] | |||
特徴 | 地上2m付近から3本の大枝に分岐し広がる | |||
保護指定 | 村指定天然記念物、県指定緑の文化財 | |||
所在地 | 福島県石川郡平田村鴇子三合 | |||
所在施設 | 私有地、農地の奥 | |||
撮影日・状態 | 2022.04.25 : 開花状況は満開を過ぎ葉の開き始め、枝先の一部が折れたようだが樹容に大きな変化なし 2017.04.19 : 開花状況は蕾、根本から周りは広い柵に囲まれている、樹勢は良さそう | |||
アクセス | ||||
車 | あぶくま高原道路・平田ICから約4㎞ | |||
電車 | 磐越東線・小野新町駅から約11㎞、水郡線・泉郷駅から約20km | |||
参考情報 | ■外部ウェブサイト [1] 平田村ホームページ :平成30年度版の統計書「平田村のすがた」に当巨木の情報あり [2] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [3] 煙石の桂 :近辺の巨木 (平田村西山)、農地に面した雑木林に佇むカツラ [4] 上羽出庭諏訪神社のケヤキ:近辺の巨木 (小野町上羽出庭)、傾斜地に生育し根本が肥大 [5] 越代のサクラ :阿武隈高地の大桜 (石川郡古殿町)、開花期は4月下旬~5月上旬 [6] 新田の大山桜 :阿武隈高地の大桜 (いわき市)、開花期は越代のサクラとほぼ同じ |
巨木と雑記.阿武隈高地の銘桜
ここ数年、ずっと再訪したいと願っていた大桜です。 貫禄ある太い幹と、大きく風雅な樹冠を併せ持つ。 周囲の景観も優れていて、農地と樹林だけを背景にできる。 そんな魅力的な岩倉桜は、なかなかに気難しい。 満開のタイミングを見極めるのが難しいのです。 2022年の再訪では、満開を過ぎ葉桜になりかけていましたが、けっこう満足しています。 岩倉桜の開花は4月下旬と、周辺のエドヒガンよりも遅め。 その理由はまず、阿武隈高地の地域のため、標高が約500mと以外と高いことです。 次に地形と周囲の環境。 冷気の溜まりやすい谷戸の奥地であり、 隣接する杉林により東陽が遮られる傾向にあります。 このように開花が遅く、中通りの桜のハイシーズンを過ぎる。 このため美しい大桜なのに、注目度が低いのか、最新の開花情報も少ないようです。 満開のタイミングを見極めるにはどうすれば…(後述)。
2022年の再訪時、岩倉桜は散り始め。その前日に訪れた 越代のサクラ [5] と新田の大山桜 [6] は満開でした。この2本のヤマザクラは岩倉桜と同じく阿武隈高地にあり、 標高も約550mと近い高さ。 この2本より岩倉桜は、満開が数日早い傾向にありそうです。 越代のサクラは最新の開花情報が豊富で、ライブカメラも設置されています。 越代のサクラの開花をチェックすれば、岩倉桜の満開をつかむことができそう。 時期によっては、双方ともに満開に近い姿を拝むこともできるか。 以上、ご参考ください。
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