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    日比谷公園の首賭けイチョウ

    巨木の写真

    撮影日:2010.01.22 【01】都心のオアシス、日比谷公園に根差す大イチョウ、高層ビル群も背景となる 日比谷公園の首賭けイチョウ-01
    【02】 日比谷公園の首賭けイチョウ-02
    【03】 日比谷公園の首賭けイチョウ-03
    【04】 日比谷公園の首賭けイチョウ-04
    【05】 日比谷公園の首賭けイチョウ-05

    巨木の基本情報

    巨木の名前 首賭けイチョウ [1][2]
    樹種 イチョウ (公孫樹)
    幹周 7.00m [1], 6.50m [2]
    樹高 20.0m [2]
    推定樹齢 400~450年 [1], 350年 [2]
    特徴 単幹、中腹で双幹となり伸びる
    保護指定 都立公園の保護木
    所在地 東京都千代田区
    所在施設 日比谷公園
    撮影日・状態 2010.01.22 : 目立つ損傷なく樹勢は良い様子
    アクセス 霞ヶ関駅 (東京メトロ丸ノ内線・千代田線) の出口「B2」からすぐ
    日比谷駅 (東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線) の出口「A10・A14」からすぐ
    桜田門駅 (東京メトロ有楽町線)の出口「5」から500m以内
    有楽町駅 (JR山手線・JR京浜東北線・東京メトロ有楽町線) から約500m
    参考情報 ■外部ウェブサイト
     [1] 東京都公園協会    :日比谷公園の詳細について
     [2] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [3] 幸福寺のサイカチ   :埼玉県久喜市、本多静六氏に所縁の木、市内の本多静六記念館も紹介

    巨木と雑記

     千代田区の皇居に接した南側。 各中央省庁や帝国ホテルに囲まれた中に、都心の緑のオアシスたる日比谷公園 [1] があります。 面積は約16ヘクタールと広大。 明治36年 (1903) に開園した、日本初とされる西洋風の近代公園です。 江戸時代には大名屋敷が建ち並んでいたところ。 園内北東には江戸城の遺構、日比谷見附の石垣と、壕を流用した心字池。 園内中央には、開園時から営業するレストランの松本楼閣。 その傍らには見事な巨木、首賭けイチョウが根差しています。

     首賭けイチョウは、日比谷公園を設計した林学博士、本多静六氏が移植したもの。 この大イチョウは日比谷見附の近く、現在の日比谷交差点の辺りに根差していたそうです。 それが造園中の明治34年、道路拡張のため伐採されることに。 これに静六氏は反対して園内に「自分の首を賭けても移植させる」と奮起。 大工事の末に移植は成功し、園内のシンボルツリーとして今も在り続けています。

     なお、静六氏の生地は埼玉県の久喜市です。 市内には静六氏の記念館や所縁のサイカチ [3] があるので、興味のある人は見学してみてください。