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梁八幡宮のケヤキ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 梁八幡宮のケヤキ (仮) |
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樹種 | ケヤキ (欅) | |||
幹周 | 6.83m [3], 7.20m (実測) | |||
樹高 | 28.0m [3] | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 真っ直ぐな単幹、根本の肥大と瘤 | |||
保護指定 | おやま百景 (小山市が保護する景観) | |||
所在地 | 栃木県小山市梁 | |||
所在施設 | 梁八幡宮 | |||
撮影日・状態 | 2022.10.09 : 目立つ損傷なく樹勢は良い様子、樹高は30m近くありそう | |||
アクセス | ||||
車 | 東北道・佐野藤岡ICから約30㎞、圏央道・五霞ICから約34㎞、常磐道・谷和原ICから約48㎞ | |||
電車 | JR水戸線・結城駅または東結城駅から約2㎞ | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 梁八幡宮創建の由緒 :石碑、内容は下記雑記の写真01を参照 ■外部ウェブサイト [2] 小山市ホームページ :梁八幡宮の情報あり [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [4] 中島稲荷神社のケヤキ :小山市内、最寄りの巨木、梁八幡のケヤキに近い巨体を有する [5] 愛宕神社のケヤキ :小山市街地、幹周7m以上の大ケヤキ [6] 祇園城跡の公孫樹 :小山市街地、市内を代表する史跡、小山城跡に残る大イチョウ |
巨木と雑記.神社由緒と御神木
小山市の北東部、鬼怒川の支流である田川を囲む梁 (やな) 地区。 この地名は昔、結城氏の一族関係者が、 田川で梁漁を営んだことに由来するそうです [2] 。梁漁とは川の中に、木や竹材で作った簀子状の台を設置。 上流から泳いできた魚が台に打ち上がり、これを捕まえる漁です。 今も鬼怒川の上・中流域では梁漁が行われている。 昔は田川でも、たくさんの鮎が捕れたのでしょう。 昔は農耕のほか梁漁も盛んだった梁地区。 当地の中央に座す鎮守が八幡宮。 御神木は県の南部地域では最大級のケヤキです。 主幹は癖のない真っすぐな単幹。 一方、根本には巨大な丸い瘤を抱えて肥大している。 このため根本から見仰ぐ姿は、かなりの重量感があります。 瘤のある根本は歪さはなく、強い生命力と温かみを感じる印象。 地元では玉木 [2] と呼ばれ、大切にされてた御神木。 素晴らしい樹容の大ケヤキです。
梁八幡宮の由緒 [1] について。 主祭神は誉田別命。 梁地区鎮守の境内は今も広く、2586坪の面積があるそう。 社伝によると創建は康平6年 (1063)。 源頼義が奥州阿部氏の追討に凱旋したとき。 当地で源氏の氏神である八幡神に戦勝祈願したので、 結願の奉斎として社殿を建立したと伝わる。 後の文治5年 (1189)。 鎌倉幕府の有力御家人であり、下総結城氏の初代となる結城朝光は、 奥州藤原氏との合戦にて武功を挙げた。 自領に凱旋すると、源頼義の先例に倣い、居城の北に位置する当社を崇敬。 以後、結城氏から代々、守護神として手厚く庇護されてきたそうです。
巨木と雑記.社叢の大ケヤキたち
梁八幡宮の社叢には、御神木 (A) の他にも複数の大ケヤキが群生しています。 そのうち目立つ3本を紹介。注目してみてください。 以下は御神木を含めた、幹周 (実測) と樹高 (目測)、 加えて巨樹巨木林DB [3] の数値です。 ・ケヤキ (A):7.20m / 30m前後 (6.83m / 28.0m) ・ケヤキ (B):5.60m / 20m以上 (5.21m / 24.0m) ・ケヤキ (C):4.85m / 20m以上 (4.42m / 22.0m) ・ケヤキ (D):4.50m / 20m以上 (3.88m / 22.0m) ←KDBの該当は二之鳥居手前のケヤキかも
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