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城峯山のトチノキ巨木群
巨木の写真
巨木の詳細
巨木の名前 | 城峯山のトチノキ巨木群(仮) |
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樹種 | トチノキ(栃木) | |||
幹周 | 5.27m [1](トチノキC) | |||
樹高 | 不明 | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 主幹は三又で背が高い(トチノキC) | |||
保護指定 | 不明 | |||
所在地 | 埼玉県児玉郡神川町矢納 | |||
所在施設 | 城峯山の東山麓(私有地) | |||
撮影日・状態 | 2017.11.24 : 約12本ほどのトチノキの巨木.最大の個体はトチノキC.樹勢良好な様子. | |||
アクセス | ||||
車 | ■花園IC(関越道) :距離約38.7km(県道13号経由) ■本庄児玉IC(関越道):距離約28km(国道462号線経由) | |||
電車 | ■本庄駅(JR高崎線) :城峯公園までバスで移動可(下車後に約7.3km歩く) | |||
バス | ■神泉総合支所 :本庄駅から約45分、神川町の町内バスに乗換 ■城峯公園 :神泉総合支所から約25分、その後林道を7.3kmほど歩く | |||
参考情報 | ■書籍 [1]埼玉巨樹紀行 :著者・大久根茂、発行・幹書房、ISBN4-902615-03-7 ■Web [2]神川町観光協会 :神川パワースポット巡りのPDFにあるトチノキは当地のものだろうか? ■少遠景 [3]登山記録・城峯山 :公開準備中(石間峠~山頂~天狗岩~将門の隠岩~城峯神社~鐘掛城跡) [4]巨木・金鑚神社の旗懸銀杏:神川町の古社、式内社であり江戸期には武蔵国二宮とも称された |
巨木と雑記.冬桜と巨木を求めて城峯山へ
私にとって神川町といえば、まず二つの場所が思い浮かびます。一つは金鑚神社[4]。 埼玉の最北域にある山、御嶽山(343.4m)に鎮座する古社。 特徴的な社殿、特別天然記念物の鏡岩、展望の岩場、御神木のイチョウなど、見所はたくさん。 そして二つ目は城峯公園[2]。神流ダム湖の南、神山の中腹500メートルの高台にある公園。 ここは晩秋から初冬(12月上旬)まで咲く冬桜の名所です。 2017年11月下旬。久しぶりに城峯公園で冬桜を見物したくなりました。 そのとき思い出したのが、公園の南に位置する城峯山に巨木があるらしいこと。 書籍・埼玉巨樹紀行[1]に、トチノキの巨木の群生地があると記されているのです。 これは好機。神川町で、冬桜、巨木、城峯山のハイキング[3]を併せて楽しむことに。結果として大満足でした。
巨木と雑記.城峯山のトチノキ巨木群
城峯山の東山麓、石間峠から東へ続く尾根の北側。 谷状の窪地になっている斜面に、トチノキの巨木群落がありました。 書籍・埼玉巨樹紀行[1]に記されている通りです。 写真に写っていないものも含めれば、約12本もの巨木を確認。 尾根の上部や植林のヒノキ林の中に、他にも隠れている大トチがあるかもしれません。 写真で紹介するのは特に大きな個体の三本(ABC)。 林道から南、尾根側の斜面にはトチノキが多く、大トチAもここに立っています。 見た感じで幹周は5メートルほど、樹高は20メートルはありそう。 林道から北、麓側の斜面には2本の大トチ。 大トチAと同等のサイズの大トチB。そしてこの谷で最大の大トチCです。 大トチCは、幹周6メートル、樹高は20メートルほどでしょうか。 特徴は中腹から三又となり伸び上がる主幹。 3本の合体木のようにも見えますが、 分岐する前の主幹はスマートに調和を感じる収束。1本の巨樹として見えます。 谷の他のトチとは異なる樹形と大きさ。 特にこの大トチの「顔」があると思われる、南側から見上げる姿には圧倒されました。 日陰から三又に立ち昇る白い木肌の巨樹は神々しい。 山中の3本に分かれる巨木には、山神が宿るという伝承を聞いた記憶が。 畏敬を感じる姿の大トチと素晴らしい群落でした。 最後に注意事項を。 大トチAの立つ尾根側の斜面は、急斜面と灌木のため足元に注意して下さい。 大トチAの側までが安全。 大トチBCの周囲は、尾根側の斜面より急傾斜なので、油断すると滑落しそうなので慎重に。 そして当地は私有林[1]。無許可で入るのは良くないのですが…。 立入る際は自己責任で。ゴミを残さず、木々や斜面を荒らさないように行動してください。
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