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高麗神社のクスノキ (+巾着田と日和田山)
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 高麗神社のクスノキ (仮) |
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樹種 | クスノキ (楠) | |||
幹周 | 4.00m [4] | |||
樹高 | 20.0m [4] | |||
推定樹齢 | 不明 | |||
特徴 | 地上2~3m付近から双幹 | |||
保護指定 | 「日高の古木名木をたずねて」選定 | |||
所在地 | 埼玉県日高市新堀 | |||
所在施設 | 高麗神社 | |||
撮影日・状態 | 2022.12.20 : 樹勢は良く更なる成長が期待できそう、参道に張り出した根本の保護が課題か | |||
アクセス | ||||
車 | 圏央道・狭山日高ICから約8km、圏央鶴ヶ島ICから約10km | |||
電車 | 高麗川駅 (JR八高線・川越線) から約2km | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 高麗神社の由緒 :内容は下記雑記の写真02を参照 [2] 境内案内図 :内容は下記雑記の写真03を参照 [3] 水天宮の由緒 :内容は下記雑記の写真10を参照 [4] 郷上の樹木・クスノキ :内容は下記雑記の写真06を参照 ■外部ウェブサイト [5] 高麗神社ホームページ :由緒、社殿、文化財など参考 [6] 日高市ホームページ :市の特色、観光地の巾着田など参考 [7] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録なし (2022年12月時点) ■少遠景の記録 [8] 高麗川神社のタブノキ :日高市、高麗川から東側にあった旧高麗川村の村社、県内最大級のタブノキ |
巨木と雑記.高麗神社
日高市の南北を流れる高麗川。 その畔に鎮座する高麗神社 [1][5] は、当地高麗郡を開拓した祖を祀る大社です。 ときは飛鳥時代の天智天皇7年 (668)。 大陸では唐と新羅の連合軍によって高句麗が滅亡。 このとき、大勢の貴族や僧侶が日本へ渡来しました。 後の霊亀2年 (716)、大和朝廷は武蔵国に高麗郡を設置し、各地から約1800人の高句麗人を移す。 そして郡の長官として開拓を統率したのが、高句麗の王族である高麗王若光でした。 大陸の高度な文化と技術を有した彼らは、武蔵国の発展にも大いに寄与したことでしょう。 やがて若光は高麗郡の守護神と崇められ、高麗神社が建立されました。 以後1300年もの間にわたり存続、若光の子孫が代々の宮司を務められているそうです。 現在は子孫繁栄、立身出世に御利益篤い大社としても信仰を集めています。
以下は境内の様子です。 長い参道の中間、二之鳥居の背後には立派なクスノキ。 荘厳な御社殿のとなりには、社務所や祈祷所を兼ねる大きな参集殿。 境内北側には江戸時代の古建築、国指定重要文化財の高麗家住宅 [6] があります。代々の宮司様の住居とされていたそう。 傍らには枝垂れ桜の大木もあります。 境内西側には小山があり、頂上には水天宮が鎮座しています。
巨木と雑記.巾着田と日和田山
日高市を代表する大社が高麗神社、そして代表する観光地が巾着田 [6] でしょう。高麗神社から2kmほど南西、大きく蛇行した高麗川に三方を囲まれたところ。 巾着袋に似た地形から、巾着田と呼ばれています。 ここは国内最大規模の曼殊沙華 (彼岸花) の群生地。 約500万株が群生しているそうです。 例年の見頃は9月中旬。 林の中の群生地は、じつに艶やかで幻想的な光景、真紅の絨毯で彩られます。 (写真は2018年9月18日の撮影、地図とアクセスについては後述)
巾着田のすぐ北側にそびえる日和田山。ここもお勧めです。 麓の登山口から約50分ほどあれば登頂できる、標高約305mの低山。 山頂手前には金毘羅神社があり、その正面にある二之鳥居は素晴らしい展望地。 巾着田を一望することができます。 登山道は麓の二之鳥居から、男坂と女坂に分岐。 男坂は後半に岩場が連続するのでご注意を。下山時は女坂がおすすめです。 以下山中の様子。 (撮影日は2018年9月18日の撮影)
おわりにアクセスについて。 曼殊沙華が満開となる時期 (9月中旬~10月上旬) はとても混雑し、周辺の道路は渋滞します。 園内駐車場が開く7時頃に到着できるようなスケジュールが良いかも。 正午の少し前には園内駐車場は満車となり、付近にある複数の臨時駐車場を探したり、 渋滞につかまることになるでしょう。 私の場合は、7時30分に日和田山の麓の有料駐車場に到着。 下山して9時頃から巾着田をゆっくり散策。 11時には山麓の駐車場に戻り帰路へつく。 平日だったということもありますが、混雑と渋滞には逢いませんでした。 鉄道利用なら高麗駅からの徒歩 (1kmほど)。 車なら早朝到着で午前中に離れるのがお勧めです。
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