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天神社大杉
巨木の写真
巨木の基本情報
| 巨木の名前 | 天神様の大杉 [1], 天神社大杉 [2] |
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|---|---|---|---|---|
| 樹種 | スギ (杉) | |||
| 幹周 | 6.00m [1], 6.50m [3], 6.46m (実測) | |||
| 樹高 | 39.0m [3] | |||
| 推定樹齢 | 700年 [1] | |||
| 特徴 | 背の高い真っすぐな単幹 | |||
| 保護指定 | 東秩父村指定天然記念物 | |||
| 所在地 | 埼玉県秩父郡東秩父村安戸 | |||
| 所在施設 | 天神社 | |||
| 撮影日・状態 | 2025.08.24 : 樹容に目立つ変化なし、盛夏なので主幹と枝葉の色合いが濃く瑞々しい 2022.01.06 : 樹勢良好、主幹は南側に少し傾きがある | |||
| アクセス | ||||
| 車 | 関越自動車道・東松山ICから約17㎞、嵐山小川ICから約11㎞ (駐車場なし) | |||
| 電車 | 小川町駅 (JR八高線・東武東上線) から約5km | |||
| バス | 天神前、小川町駅からイーグルバスの路線、白石車庫行き (W01 / W02) | |||
| 参考情報 | ■現地資料 [1] 天神社御由緒 :解説板、内容は下記雑記の写真02を参照 ■外部ウェブサイト [2] 東秩父村ホームページ :当巨木の文化財指定名勝は「天神社大杉」 [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) [4] 国立国会図書館 :デジタルコレクションより新編武蔵風土記稿 (秩父郡 巻4 / 安戸村) ■少遠景の記録 [5] 淨蓮寺の二股杉 :東秩父村、当村の代表的な古刹にある大スギ | |||
巨木と雑記
東秩父村への玄関口、村域の東端に位置する安戸地区。 かつては秩父往還の宿場町のひとつ、安戸宿があったところ。 県道11号線から分かれた槻川左岸、旧道を囲む集落に天神社はあります。 山裾の高台に拓かれたこの鎮守は、戦国時代に創建された古社です (由緒は後述)。 社殿の前にそびえる御神木の大スギ。 主幹は先細りせず立ち昇り、じつに凛々しく力強い立姿。 樹冠は背が高く円錐形に整い美しい。 遠くからもよく目立つ集落自慢のシンボル、天神様の御神木です。
安戸天神社の由緒 [1] について。 社伝によると、天文5年 (1536)、安戸城 (地図リンク) の上田左衛門大夫安吉が菅原道真公を勧請したとのこと。 新編武蔵風土記稿 [4] にも記録があります。それによると、 安戸宿の北裏にあり、社地は山裾の岩盤を削って造営し、 切り出した岩を、石段や石垣として使った。 ご神体は銅製の坐像で像長は2寸5分 (約7.6cm)。 寛文9年 (1669) 10月25日の棟札あり。 神木となる杉、囲1丈4尺余り (約4.24m)。 別当は上品寺である、などが記されています。 続いて現地解説板 [1] によると、 明治7年 (1874) に村社となり、 大正13年 (1924) に現在の安戸橋近くにあった稲荷社を合祀。 昔、そこで斬られた僧を葬り、その傍らに建てられた稲荷社。 僧の名前をとって、デイゾウボウ稲荷と呼ばれているそうです。 (※国立国会図書館デジタルコレクションでの検索キー、永続的識別子とコマ番号「764013 / 43」)
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