• TOP
  • 巨木
  • 登山
  • 渡良瀬
  • 旅日記
  • 更新履歴
  • PR
  • 巨木TOP / 茨城 / 八町観音のイチョウ

    八町観音のイチョウ

    巨木の写真

    撮影日:2022.07.31 【01】南側から本堂と重ねて 八町観音のイチョウ-01
    【02】 八町観音のイチョウ-02
    【03】 八町観音のイチョウ-03
    【04】 八町観音のイチョウ-04
    【05】 八町観音のイチョウ-05

    巨木の基本情報

    巨木の名前 八町観音のイチョウ (仮)
    樹種 イチョウ (公孫樹)
    幹周 6.50m [3] (実測でも同じ数値)
    樹高 15.0m [3]
    推定樹齢 不明
    特徴 南北に並ぶ2本株立ち
    保護指定 不明
    所在地 茨城県結城郡八千代町八町
    所在施設 新長谷寺 (八町観音)
    撮影日・状態 2022.07.31 : 根本の状態は良い、支柱が必要なほど横枝が伸びていないのは剪定されたためか
    アクセス
    圏央道・境古河ICから約14㎞、常総ICから約19㎞
    電車 常総線・下妻駅から約8㎞
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 新長谷寺とその文化財 :内容は下記雑記の写真03を参照
    ■外部ウェブサイト
     [2] 八千代町ホームページ :八町観音の情報あり
     [3] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [4] 野爪鹿島神社の夫婦杉 :八千代町内で最寄りの巨木、広い社叢、長い参道の奥に社殿が建っている

    巨木と雑記

     広大な田園地帯のど真ん中に建つ大きな寺院。八町観音こと新長谷寺 [1][2] 。実際に参拝してみて、予想以上に広い境内と立派な観音堂に驚きました。 創建は貞永元年 (1232)。 下総結城氏の初代当主、結城朝光により建立されたと伝わります。 本尊の木像十一面観音立像は貞和6年 (1350) の作。 元はどうやら、結城氏の支城のひとつであり、八丁砦と呼ばれたらしい。 東側を除く周囲の田畑は、鬼怒川の旧河道であり天然の濠となったいた様子。 何度も戦火に巻き込まれ、堂宇の焼失と再建を繰り返したそうです。 観音堂は享保21年 (1736) の上棟とされる古建築です。

    cm-八町観音-01 【01】享保21年 (1736) 上棟の大きく立派な観音堂。県指定文化財。
    cm-八町観音-02 【02】奥に並び建つ本堂も大きい。見切れている右側の建物は寺務所か。
    cm-八町観音-03 【03】解説板。 鎌倉時代の作とされる像高102cmの十一面観音立像が、 結城朝光が鎌倉から持ち帰ったものだろうか。 本尊は貞和6年 (1350) 作、像高180cmの十一面観音立像。大きい。


     さて大イチョウ。 根本付近から分かれた2本の株立ち。 正面から見仰ぐと迫力があり、一部に枝に気根が生えています。 樹冠は根本の太さのわりには大きくない。 これは剪定によるものと見えます。 また、かつて中央にも大枝があったように見え、これは折損したようだ。 幹周は1本としてぐるっと実測してみると約6.5m、中々の太さです。 八千代町でも最大級の巨木。